手打ち蕎麦をする私の徒然日記

2003年1月に手打ち蕎麦に初挑戦。手打ち蕎麦の事ばかりでなく、日常インパクトのあった事柄を思ったまま綴ったブログです。

大相撲 稀勢の里、予想を裏切ったけれど、期待は裏切らなかった!

2017-01-27 21:33:33 | スポーツ
大相撲初場所千秋楽の1月22日、大関・稀勢の里(30)が、横綱 白鵬を破って14勝1敗の成績で優勝した。その後、横綱に推挙され、日本出身力士としては19年ぶりに横綱が誕生した。茨城県生まれの私としては、実に嬉しい。まさに茨城県の誇り!!。ここ20年近く、日本中が待ちに待った日本人の横綱誕生の快挙。少なくとも、稀勢の里には、茨城県が県民栄誉賞を授与しても当然!と思う。
私は、千秋楽の白鵬との対戦は、テレビにかじりついて、固唾をのんで見入った。この一戦は、稀勢の里にとっては横綱昇進の是非がかかっていることもあり、私ばかりでなく日本中の相撲ファンの誰もが注目していた。
ところで、今まで、このような大事な取り組みでは、稀勢の里は何度も(実に、5度も)取りこぼして敗れてしまっていて、横綱誕生を願うファンの期待を裏切ってきた。そんなわけで、私は、この白鵬戦でも、もしかしたら、またも期待を裏切って、白鵬に敗れてしまうのかなあ、と、不安に満ちた予感が脳裏をよぎったものである。
でも、今年の稀勢の里は、今までの稀勢の里ではなかった!現実には、この取り組みでは、白鵬が稀勢の里を土俵際まで追い詰めたものの、稀勢の里はすくい投げで白鵬を下したのだ。その瞬間、私は大きな拍手を贈った。国技館の大観衆もまた館内が割れんばかりの拍手。実に、この日、稀勢の里は、「またも負けてしまうかも」といった私の不安な予想を裏切った代わりに、「今度こそは是が非でも勝ってほしい」という期待は裏切らなかったのだ。!
表彰式では、優勝杯を渡された後、稀勢の里はインタビューに答えて、時折、感極まった様子で涙をタオルでぬぐいながら「自分の相撲を信じて、また稽古する」と話していたが、これを聞いた私までも胸が熱くなり、目頭が潤った。これに続くインタビューでも、彼は「本当に温かい声援、いつもありがとうございます。力になりました。また、来場所、期待に応えられるように一生懸命頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。」と話していた。この日以降のインタビューに対しても、稀勢の里は、常に”しっかり稽古を積んで・・”という言葉を何度も繰り返していた。まさに、このような謙虚さこそが、今後の稀勢の里を大横綱に仕立てあげるに違いない。今から、来場所以降の稀勢の里の活躍が楽しみであり、大相撲人気が沸騰するのは間違いない。
今日1月27日には、午後4時近く、東京・明治神宮で、第72代横綱に昇進した稀勢の里による奉納土俵入りが行われたが、私もその雄姿をテレビ中継を通して、見守った。雲竜型土俵入りを力強く披露した稀勢の里には、集まった1万8000人のファンから大きな拍手が贈られた。