6月29日は、朝6時頃起床して、私たち4人は、歩いて5分ぐらいのところにあるバラ園を見物した。広大な敷地に数百種類ものバラが咲き誇り、きれいに手入れされていて、これほど見ごたえのあるバラ園を見たのは初めてで、1時間以上、散策しながら見物して旅館に戻り、朝食をとった。その後、車で宮沢賢治記念館などを訪ねた。同記念館では、ボランティアの行き届いた説明で、賢治の人となりなどがよく理解でき、賢治に対する好奇心を強くした。
車でSさん宅に戻ってから、コーヒーなどをふるまわれて、私と家内は盛岡駅まで、ご夫妻の車で送ってきてもらって、午後4時過ぎの新幹線に乗り込んだ。そして、我が家には、午後7時半ころ到着した。
3日間に亘る今回の旅行は、梅雨のシーズンにもかかわらず、特に27、28日の両日は晴天に恵まれ、また、29日は曇り空ながら雨に降られずに済んだ。でも何よりも、最も楽しかったのは、私にとっては約20年ぶりに会ったSさんの会話である。埼玉県に住んでいた頃もそうだったが、普段の会話の端々から、容易にSさんが理数系を専門とする人であることが読み取れる。盛岡では、Sさんは大学で工学部系の教授になっていて、彼の要領を得た話術には、どんな話題になっても、機関銃のように矢継ぎ早に言葉が飛び出してきて、絶えず感心されっぱなしであった。その上、話ぶりがベランメエ口調のことがあって、ますます面白く楽しい。また、教育行政のあり方に大いに関心を寄せているSさんは、現在の文部科学省のやり方を「愚民化政策」だ、と、こき下ろしていて、日本の将来を真剣に心配する眼差しにも、感心させられる。
車でSさん宅に戻ってから、コーヒーなどをふるまわれて、私と家内は盛岡駅まで、ご夫妻の車で送ってきてもらって、午後4時過ぎの新幹線に乗り込んだ。そして、我が家には、午後7時半ころ到着した。
3日間に亘る今回の旅行は、梅雨のシーズンにもかかわらず、特に27、28日の両日は晴天に恵まれ、また、29日は曇り空ながら雨に降られずに済んだ。でも何よりも、最も楽しかったのは、私にとっては約20年ぶりに会ったSさんの会話である。埼玉県に住んでいた頃もそうだったが、普段の会話の端々から、容易にSさんが理数系を専門とする人であることが読み取れる。盛岡では、Sさんは大学で工学部系の教授になっていて、彼の要領を得た話術には、どんな話題になっても、機関銃のように矢継ぎ早に言葉が飛び出してきて、絶えず感心されっぱなしであった。その上、話ぶりがベランメエ口調のことがあって、ますます面白く楽しい。また、教育行政のあり方に大いに関心を寄せているSさんは、現在の文部科学省のやり方を「愚民化政策」だ、と、こき下ろしていて、日本の将来を真剣に心配する眼差しにも、感心させられる。