手打ち蕎麦をする私の徒然日記

2003年1月に手打ち蕎麦に初挑戦。手打ち蕎麦の事ばかりでなく、日常インパクトのあった事柄を思ったまま綴ったブログです。

58年前の今日は、現在の天皇陛下夫妻の結婚式が行われた!

2017-04-10 21:55:18 | 想い出
58年前の今日、つまり、1959年の今日、皇太子殿下(現天皇)と正田英三郎・日清製粉社長の長女美智子さんとの結婚の儀が皇居で行われ、皇居から新居、東宮仮御所までの馬車列によるご結婚パレードでは50万人以上が沿道を埋めつくして祝福したのだった。
私は、今日も、いつものように、テレビを見ているが、テレビでは今日が天皇陛下夫妻の結婚記念日だということは全く、報道されていなかった。しかし、私には、毎年、なぜか、4月10日という日が、かつての皇太子殿下(現天皇)の結婚式だということが、自然と脳裡に浮かんで思い出されてきてしまう。
その日、大学生だった私は、東京神田の鍛冶町にある丸石自転車という会社に行っていて、そこでアルバイトの仕事をしていた。会社の一室で会社の人たち4~5人と一緒に、全国のお客さんたちに届けるダイレクトメールの郵便物のあて名書きをやっていたのだが、それが、つい昨日のことのように思い出される。当時は、今みたいにパソコンがなかった時代だから、封書に書くあて先は、もちろん手書きだ。部屋には、年配の女性社員一人のほか、彼女よりももうちょっと若い男性社員さんたちとがいて、当日は、みんなで陛下の結婚式に関する話題に花を咲かせながら、あて名書きの作業をしていた。今、想い出しても実に懐かしい。-----あの当時の社員さんたち、今はどうしているだろう。実に懐かしい思い出だ。
ところで、あの頃の時代の皇太子殿下、といえば、私には、もう一つの思い出がある。私が大学を卒業して、公務員として六本木にあった東京大学の付属の研究所に勤務していた当時のことである。当時、皇太子殿下が、この研究所を見学されたことがあった。その見学に際しては、陛下がお見えになる一週間以上も前から、いくつもある研究室をどのように見学していただくか、とか、各研究室の説明員が研究内容を何分を要して行うのか、など、研究所をあげて、事細かにスケジュールを作って、入念にスケジュールを作り、何度もリハーサルを行った、ということがあった。当時、その総指揮官を務めた教授がストップウォッチを持って、陛下のスケジュールに則った通りに見学が進行するよう、細心の気配りを行っていた、ことが、今から思えば懐かしく思い出される。
なお、この研究所は、今は一部の建物を残して、ほとんどが取り壊されて、「国立新美術館」として生まれ変わっている。