手打ち蕎麦をする私の徒然日記

2003年1月に手打ち蕎麦に初挑戦。手打ち蕎麦の事ばかりでなく、日常インパクトのあった事柄を思ったまま綴ったブログです。

ノーベル賞を取り損なった(?)男、今じゃ予備校の先生

2024-01-20 18:37:15 | 人生
東京新聞は、去る1月17日と18日と2回に亘り、「100年の残響」として「1969・9・5 全国全共闘連合結成大会」に関わる記事を掲載していた。
記事では、1960年代後半の学園紛争の際に全国各大学で結成された全共闘(全学共闘会議)を全国連合とすべく、1969年9月5日に日比谷野外音楽堂で結成大会が開かれたが、直前になって、議長として選出されることになっていた東大全共闘(東大闘争全学共闘会議)の山本義隆議長が逮捕され、一方、副議長として選出されることになっていた日大全共闘を主導した秋田明大さんも逮捕されていて、同大会は、中核派など主要8派のセクトが軸となって仕切られ、日米安保条約の粉砕といった政治色が強いものになった、などについて書かれていた。
さて、山本義隆さんと言えば、1960年代当時、東大の大学院での物理学研究者であり、あの当時、彼は京大の湯川秀樹博士から、「ウチへ来ないか?」との招請を受けていた、と言うことを私は、なんかの書物で読んだことを覚えている。
そんなことがあって、一時は、あの東大全共闘の山本義隆議長と物理学研究者の山本義隆さんとは別人かとも思ったことがあったのだが、その後、ネットで調べたら同一人物であり、現在、彼は駿台予備校の物理課講師をされていることを知って驚いた。
山本さんのそのことを知ってから、日ごろから物理の基本的な事柄に興味を抱いている私は、これまでに、山本さんの著作
「新・物理入門」(駿台文庫、2007年3月刊、1100円)、
および
「力学と微分方程式」(数学書房、2008年10月刊、2300円+税)
を購入して、時々暇つぶしに読んでいる。
やはり、物理学の研究者だけあって、他の物理の類書本の内容とはハッキリ違っていて、文章の書き方・内容に深みがあって緻密性があるなど、さすがだなあ、と感心しながら読んでいる。
かつては、湯川さんから誘いを受けたほどの能力の持ち主の山本さん、物理研究に専念されていれば、ノーベル賞も夢では、ないのに・・、と思わざるを得ない

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