こんにゃくゼリーの再販に大反対

先日、ニュースで、マンナンライフ、というメーカーから、こんにゃくゼリーの再販売の開始が報じられた。同ゼリーは、数ヶ月前に、幼児が、それをのどに詰まらせて死亡したことを受けて、販売が中止されていたものだ。今回、メーカーは、製品に含ませる こんにゃく の量を10%少なめにしただけで、製品の形状は以前と変わらずで、発売に踏み切ったようだ。果たしてこれで、事故が起きない、と言う保証があるのだろうか?非常に疑問である。「こんにゃく入りゼリー」では、９５年以降１７件も死亡事故を引起こしているそうだ。こんにゃくの量を10%少なくしたから、といって事故が絶対に起こらない、という証明には決してならない。人命に関わる食品だからこそ、いろんな実証実験をした上で、発売に踏み切るべきだろう。形状やサイズも以前と同じなど、なんかしら適当な、いい加減な、推定の上での発売ではないのか、と思えてしまう。もし、万が一、再び事故が起きたら、メーカーはどのように責任を取るのだろうか？
全国の消費者団体などで組織する「消費者主役の新行政組織実現全国会議（ユニカねっと）」は、マンナンライフ（群馬県富岡市）によるこんにゃく入りゼリー製造再開について、「事故の再発の可能性が否定できない」と、製造・販売の見送りを求める声明を発表したそうだが、もっともな措置である。