sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

最近買った器

2023-12-08 | 小さいもの
ずっと行きたかった大阪の骨董屋さんがあって
初めて行った時は土日休みを知らなくて空振り、次に行った時は臨時休業で
3度目の正直でやっと行けました。
お正月らしい華やかな色絵の器を買おうと思って行ったのに、染付の藍の器ばかり選んでしまった。
日常で使うのには使いやすいので、まあいいか。

器を買う時は、お皿も椀も同じものを複数は買わないことにしている。
ホームパーティで人が来てもバラバラでいいし、日常ではわたしが一人で使うものだし
いろんなお皿がある方が楽しいもんね。
だから買うのも、セットではなく半端物の手頃なものばかりになります。


このお皿は繊細さはなくぽってりとして、最初はスルーしてたんだけど
ふとその模様が七福神であることに気づき、よく見るとそのお顔のかわいらしいこと。
これは伊万里ではなく大正頃の瀬戸焼です。
お皿に何か載せるとこのかわいい七福神が見えなくなるのが残念だけど。笑


これは江戸中期の古伊万里でなます皿と書かれていたけど、
一人分の小さい丼(カレーライスやビビンバ)にぴったりだなと。
この真ん中のにょろんとした模様は太湖石という長寿を祝う吉祥文なのだと
後で友達が教えてくれました。

友達は「おばけちゃん」と呼んでるらしく、そう言われると可愛くなるね。

ググったら、太湖石とは元々は中国蘇州の太湖(洞庭湖)にある岩のことだそうです。
水や風雨の浸食を受けてでこぼことして穴のあいた奇妙な形です。
有名な詩人の白居易(白楽天)が見出して、宋の時代に流行し、庭に置かれたりオブジェにされたり
絵に描かれたりするようになったらしいです。
なんだかバロックな流行よね。
また、太湖石の穴は、別世界への入口であると考えられたとのことだけど
異次元に繋がってるとは、さすが壮大なことを考える中国人!
焼き物のことは何も知らないけど、面白いなぁ。






そしてこの大きなそばちょこみたいなのは、江戸後期の古伊万里の向付。
竹林賢人と書かれてた。賢人なのね。
これもこの仙人のような賢いおじいさんがユーモラスで買ったけど、スープやお味噌汁を入れるのにいいな。
そしてこちらにも、おばけちゃん(太湖石)があるらしい。足下の石かな?

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