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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

自分の失敗を自分で選ぶ

2022-04-24 | Weblog
昨日一緒にいた友だちが、間違っててもダメダメなことでも
自分の気が済むのが一番大事、って言ってくれて
なんかスッキリした。
自分で選んだ自分の失敗を自分でできるところまでやる。

仕事も恋愛もさせてもらえなかったししたくなかったのに見合いで結婚させられたし、
自分で何かを選んで失敗する自由もなかった昔のわたしに、
今の不様な自分を見せたい気がする。
もしかしたら羨むかもしれんぞ。その不様さ。そのグダグダさ。そのダメダメさ。笑

犬に食われるほどではないけど、自分の失敗を選べるくらいには自由になったよ、と
昔の自分に教えてあげたいわー。メメントモリ。

愛される子供

2022-04-23 | Weblog
赤毛のアンのドラマ「アンという名の少女」で
(話に全然関係ないけど)帰ってきたアンが台所でテーブルに座って、
マリラが作ったばかりのシュークリームを当たり前のように手にとってパクッと食べるんだけど、
これって本当に愛されて許されてる子供しかできないしぐさよねと、なんだかびっくりした。
そんなことしたことない。
自分で買ったものや作ったもの以外、母でも誰でも人が作ったものを食べていい?って
聞かずに食べたことなんかわたしにはなかったので、びっくりしたんだけど、
アンは人懐こくてオープンで人を信じて愛し愛されることに臆病じゃないんだなぁ。
ドラマでは彼女の過去のトラウマも描かれるけど、
今の家族に癒されて、愛されることをすっかり安心して受け入れているのだなぁと。
子供時代も結婚していた時の家でもその後の誰かとの関係でも
わたしには全くなかったものだと思って、しばらくそのシーンのことを考えてた。

わたしの息子はどうだったかな。子供の頃でもやっぱりわたしに聞いてたかな。
普段なんでも食べ放題に与えたりしてなかったから、これ食べていいやつ?って聞かれてた気がする。
わたしと元夫てるのがうれしいけど家庭内別居の家では、
アンの持っていたような安心を与えられなかったな。
でもわたし自身がそれを知らずに育ったのだから、難しかったのよねと自分に言い訳する。
でもごめんね、と息子には思う。

そういえば猫は聞かない。アンのように当然のような顔で食べるだろう。
猫も愛し愛されることに臆病じゃないのね。

初めてのバー

2022-03-28 | Weblog
昨年末頃、とある初めてのバーに行った。
その1年前くらいにできたのは知ってたけど、やっと行けたのでした。
思いの外、よい店。去年最後の「初めて」だったかもしれない。

去年は初めての場所にたくさん行った。
自転車のブロンプトンを買ったからだけど、
そもそも気持ちが行き詰まると新しい何か初めての何かを探してさまよってしまうので。
(去年もしょっちゅう行き詰まってたのだな…)
そして「初めて」はいつも、わたしの気持ちを少し広げて和らげて、行き詰まりを緩めてくれる。
「初めて」がこんなにたくさんいらなくなるといいんだけど、
いくつになってもいつになってもしょっちゅう何かに行き詰まり、
そして「初めて」はそれをなんとかする良い効果があると思う。

家ではワインが多いけど、オオバンという鳥の写真を見て、
オーバンというウイスキーを思い出す程度にはウィスキーも飲みます。
バーでは大体ウィスキーを飲んでる。
オーバン、小さな湾という意味・・・荒い気候の海の風景が思い浮かぶ。
でもその初めての店で飲んでいたのは、スプリングバンク17年マディラカスクで、
「初めて」と美味しいウィスキーのおかげで元気が出た。
束の間の元気だけど、まあ一生っていうのも長めの束の間よね。

陰にいる人の声を

2022-03-06 | Weblog
70年代のヒット曲「神田川」の作詞家、喜多條さんの訃報から、
彼について天声人語に書かれていたのを読んだ。
7歳まで生きられないと言われた病弱な少年だったのが25歳で神田川の大ヒット、
その後もどんどん流行歌を書いたが家庭を顧みず競馬や競輪へはまり、妻は子を置いて家を出た。
無頼の詩人は記憶も曲も残るし、良いことも悪いことも多いカラフルで濃厚な面白い人生だったろう。
でもわたしは名もないその妻の話を聞きたい。
自分勝手に自分だけの人生を行きた詩人の元に子を置いて出て行った妻のことが知りたい。
特に物語もなく地味なだけの人で、なんでもない人生だったのかもしれないけど。

興味深く人が語り継ぐような物語になる破天荒な人の
その陰にいる無名の人の小さなつぶやきを聞きたいものだと思う。

残念なワインバー

2022-03-02 | Weblog
微妙だったワインバー1階はカウンターだけで2階にテーブル席がある感じ。
お店の人ひとりでサービスも調理もしてるのでお客さん増えたら大変だろうなと思いながら
ワインのわからない人も聞いてくれたらお好みに合うものをオススメしますということだったんだけど
ここでのコミュニケーションがひどくてがっかり。
まずスパークリングが赤のランブルスコしかなくて、微発泡で甘いやつなのよね。
辛口のシュワシュワを求めているものには飲めないお酒。
泡はあきらめて、白でしっかりしたものをと言うと出てきたのは果実味満載のタイプ。
もっとミネラル感のある土や石の感じのあるのが飲みたかったけどそれはともかく、
ワインの説明がゼロで何の相談もなく出されたのがなぁ・・・。
バーなどでこういう感じでとお願いしたら、お店の人がこれはこういうもので
こういう感じなんですけどどうでしょうかなどと説明をしながら出してくれて、
飲んだ方はその感想を言って、というやりとりがデフォルトと思ってたけど
黙って出して、飲んだ客の反応を見もしないって・・・

別のお客さんが注文したらしい赤ワインをあけてたので、それを頼んだら手間がなくて楽だろうと、
そのワインはどういうワインですか?と一応聞くと、え?どのワインですか?これ?
えっと、まあしっかりした赤ワインですけど、くらいの説明で、産地も品種もなし。

まあいいわと、それを頼んだらと「はい」と渡して、やはり客の反応も見ないし感想も聞かない。
5人がけくらいの小さいカウンターでお客一人で向き合っててそんな感じ。
コミュニケーションが苦手な人も、ぶっきらぼうなお店もあっていいけど
お店にはどんどん聞いてください、アドバイス・オススメしますみたいなこと書いてあるのに。
そんな小さなバーで向き合って飲んでるときに、
飲んでるお酒の話もしてくれないバーテンダー(ソムリエ?)の店はなんだかなぁ。

もうひとつ、微妙だったのはそのワインバーのフード。
それは今きらしてて、というのが3つ続いたのも、ガックリきたんだった。
じゃあ今日のおすすめってありますか?と聞いたら、え?なんのおすすめ?
前菜ですか?パスタですか?と聞かれたのもびっくり。

そもそもレストランでなくワインバーのカジュアルなフードだし、
3つ頼んだのが全部今日は切れてるといわれたあとに
「じゃあ一体何ができるの?」と聞きたいのを我慢して婉曲に聞いたんだけど、
何言ってるの?みたいな態度取られてどっと疲れたんだった。
チーズの盛り合わせもサイゼリアにいけばよかったとがっかりしたレベルだし、
いろいろテンション下がって、
そもそもわたしがコミュニケーション力のない人に求めるレベルが高すぎるのか?と
ちょっと悩んだわ。

お酒の知識がない人に対しても会話をしながら好みをさぐり
お客さん自身にも自分の好みを発見してもらう、というのが良いオーセンティックバーだと思うし
その店もそういうふうにメニューに書いてあったのにこの対応って…
ワインは産地や品種だけでもけっこう好みがつかみやすいものなのにねぇ。

そのあと口直しに立ち飲みによりました。
そこでも別に誰とも口を聞かずにひとりで飲んで食べただけですが、ずっと気分が良かった。
隣り合った人と話さなくても態度の端々に隣り合って飲んでる気持ちが滲むし、
お店の人も余分なことは言わなくても必要なことは聞けるし答えてくれる。そして安いし
立ち飲みよ、ありがとう。

(写真は家で飲むシャンパーニュと買ってきたお寿司。これもハズレなし)

存在感がない

2022-02-03 | Weblog
ランチ。名前書いて並んでたのに次の二人組が先に呼ばれる。
お一人でも順にお呼びしますって書いてあるのにな?と思いつつ5分くらい待ってたら、
また次の人が呼ばれて、あのー、何でここ飛ばすんですか?と聞くとえ?あ!すみません!と。
見逃すはずのない書き方だったのにな。
不愉快な顔をしてしまった(マスクであんまり見えないけど)。
年を取ってこういうことへの耐性が下がって怒りっぽくなってきた気がする。
うっかりは誰にでもあるのにね。

そもそも、こういうことが多いんですわたし。存在感がないのか、よく忘れられる。
普通に並んでるのに飛ばされたり、後ろの人に抜かれたり、いるのに忘れられたり。
今日はウェイティングリストの文字だけですが、文字だけでも飛ばされるのか…(^_^;)

特に控えめで物静かの人、という全然わけでないのに、何故か忘れられるのはなんなんだろねーw
これを活かしてスパイになるにはどんくさすぎるし、兵庫県一くらいの方向音痴では無理…w
そして食後、仕事で銀行に行って並んでたら、また追い抜かれた。
並んでるんですけど、と声をかけて後ろに並んでもらいました…
なぜ。。。

紙の本

2022-01-22 | Weblog
このブログの編集画面で、新しいスマートエディタというのができて
そちらを試してみると改行のたびにどうやっても2行分行間が開いて
それを詰めることができないので、結局古い方に戻ったら
動作がおかしくなったりしてしばらく大変だった。
最近あんまり書いてなかったし、もうやめる時期なのかなぁと思ったりしました。

一昨年くらいからの目標で紙の本(ZINE)を作りたいなぁと思っていたのですが
ブログはたくさん書いてきたけどたくさんすぎて選ぶこともできず
結局何もしないまま2年くらい経ってしまった。
でも、年末に帰省してた息子のiPadを見てると、これがあったら
イラストレーターとかなくても編集レイアウトできるし
紙の本もひとりでちゃんと作れるんじゃないかとちょっと思って
お正月の間考えて、自分へのお年玉にiPad miniとApple Pencilを買っちゃった!

Apple Pencil最高!楽しいですねー。
絵を描くアプリも入れたいんだけど、その前にまずZINEの方に取り掛かろうと思って
定番のGood notesというアプリを入れて、もうすごく楽しい。
ただの手書きメモならいきなりかけちゃうし、
書きながらテキスト化するスクリブル機能ももう少し慣れたらよさそうだし
手書きで書いたのをあとでまとめてテキストにもできるし
写真や図をいれてレイアウトするのもアナログな切り貼り感覚でできるし
なんだかすごく楽しいです。

ZINEは小さいカジュアルなものを時々作る感じにしようかなと思う。
小さいテーマで薄い本を作ってみます。
まずは一冊、春までにのんびり作りたい。

家計管理

2022-01-13 | Weblog
家計簿を真面目につけてるんだけど、緊急事態宣言の間は自転車に乗るばかりだったので
電車賃くらいしか使ってなかったのに、外食できるようになると支出が増える。増えた。あかん。

自分は切り詰める生活の仕方もわかってるし実際にそれをしてた時期もあるし
家計管理能力は人並みにあると思う。さらにその中でそれなりに楽しむ方法も知ってるから、
収入が本当に少なかった時も細々と楽しく暮らしてた。
とはいえ、少し余裕のある今から思うとずいぶんストレスがあったし苦しさもあって、
これで家事能力がなく家計管理能力もなく収入が少ないと、そりゃ詰むなぁと思う。

もちろん誰でも普通に食べていける世の中が正しいのだけど、
実際は世の中全然正しくないので、仕事してても少ない収入でやりくりしないといけない人も多いし
家事能力と家計管理能力は絶対誰でもある方がいいと思う。
義務教育で男女問わずもっとその辺教えればいいのに。

一番収入の少なかった頃のわたしより多少多い収入でも生活破綻する人が多そうなので、
そういう人たちが家事と家計管理ができてればなぁと思う。

遺伝子

2022-01-07 | Weblog
自分の遺伝子を何がなんでも残したいという人や
家の血を絶やしたくないという人のことはもわたしにはよくわからない。
でもそういう人は結構いるようですね。

逆に、自分の遺伝子を残したくないという人もたまに見かけるしそっちの気持ちは少しわかる。
自信がない、自分が嫌い、自尊感情ゼロ、自己肯定感限りなく低い、
自分の人生が不幸すぎる、など理由があると思うけど、よく考えると
自分を嫌いすぎるのってかえって傲慢なことなのかもしれないと思う。
自信がなさすぎるのも、むしろ自分への期待が高すぎるってことかなと思います。
それもまた、傲慢なことですよね。

そもそも人間って遺伝子だけで決まるものでもないしね。
父が大嫌いで母も好きではないけど、
わたしという人間は二人の遺伝子だけでできてるわけじゃないから、あまり気にしたことない。

そして息子も、わたしとも元夫とも全然違う人間である。と思ってる。当たり前だけど。

才能を生かさない人

2022-01-05 | Weblog

昔、憧れるような才能を持っていた人が、結局その道には全然行かず、
就職をしてその時々の趣味やお稽古を楽しみながらもう30年も会社勤めをしているのを見て、
いろんなことを考える。
若い頃はなんて勿体無いと焦れるような気持ちがあった。
その人にもあったのだろうか。
わたしにあんな才能があったならなぁと思うけど、
日本画をやってた時にそういう才能は身につきはしないけど、
長くやって最後に残るのは根気強さだなと思うようになった。
下手でも誰よりも良く見て丁寧に描き続ける人の絵は本当に良いし
そういう絵を描きたかった。

線だけはどうにもならないけど。
一本の線を引くだけでも生まれつきというか、
才能の差はある。色やデッサンや構図は割となんとかなっても、線とセンスはなぁ。
でもその才能に振り向きもせず、会社員をしながらその時々の趣味を楽しんでいる友達の生き方を
わたしがどうこう言うものでもない。

そしてわたしも年をとってもう情熱や「好き」を支えるエネルギーがないし、
それがまたほしいとも思わない。目も悪くなり若い頃のようによく見えないし手もすぐに疲れるし、
頚椎椎間板の問題もある。
でもだからこそもうもっと遠く、もっと上手くと苦しむことなく、
単純に楽しめるようになるといい。


あけましておめでとうございます

2022-01-01 | Weblog
去年は後半からブログをあまり書けなくなっていましたが
今年はどうかなぁ。

プライベートにも色々あった一年で
亀の歩みで(多分前に)進んでいる問題もあるし、
より悪い方へ向かっていることで終わりにできそうな問題もあるけど
1年スパンで見るといい方へ行くのではないかと、ほのかに期待しています。
とはいえどっちもまだまだで、まだ頑張りが足りないか。
いや頑張りすぎておかしくなってる気がして、もうあんまり頑張りたくないなぁ。
我慢が増えるとつらくなるばかりだけど優しくなれるとつらさは減るはずなので、
本当はもっと優しくなりたいけど、我慢強くなるばっかりで中々優しくなれない。
自分を大事にしてあげて、気持ちの余裕ができると優しくなれるんだろうか。

さて、具体的な目標とかをそっとメモしとこうかな。
あんまり代わり映えしないんだけど。したいことってそんなに変わらないね。
・去年作れなかった紙の本を作る。ZINEを作ろうと思って3年くらい経ってしまった。
 もっと具体的に、とりあえずひと月くらいの間にiPadを買ってレイアウトを始めましょう。

・去年読み終えたかった「苦海浄土」を読み終える。
 舞台の水俣の近くに2泊くらいしてひたすら読む旅に出たい。

・自転車の輪行旅は、新幹線輪行と飛行機輪行をする。

・温泉旅もしたいです。年に一度くらいはしたいよねぇ。

・昭和の頃から言ってるなと息子に言われたけど、痩せたいです。
 去年は栄養管理アプリで少し痩せたけど年末年始にリバウンドしたのも含めて。
 同時に健康も、もっと。病気にならず、筋力を高めて、怪我もせず。

・去年少し描き始めて、また自分の下手さに嫌になってしまった絵を、挫けずに描く

・写真の個展をしたいなぁ。前向きな個展でなく区切りの個展だけど。

・愛し愛され、大事にし大事にされ、思いやり思いやられたいなぁ。

・本棚の部屋を整理して気持ちの良いライブラリーにしたい。

・良い店で特別美味しいものを時々は食べる


ことしもよろしく。

大事なものの話

2021-12-31 | Weblog

この前、二千円くらいのキラキラする指輪をつけて出かけたら人に褒められて、
それからその人の指輪の話を聞いた。
子供の頃近所の駄菓子屋さんでくじを引いて当てるどうしても欲しい指輪があって、
何度やっても当たらなくて、指輪が残り少なくなった時にお母さんに頼みこんで
残りのくじを全部買ってもらってやっと手に入れた話なんだけど、
その指輪をそれから半世紀近く経った今も大事にしてると聞いて素敵だなぁと。
いい話。
人が何かや誰かを大事にしてる話はなんでも尊いなと思う。

大事なものはたくさんある。
猫と息子はもちろんだけど、自分の家も古いソファも
いくつかの指輪も東南アジアに住んでた時のバティックも
ハワイで買った豚のぬいぐるみのピエールも
今の恋人や昔の恋人にもらったこまごました物も、
ピアノもバイオリンも描いた絵や作った物も。たくさんありすぎて困る。

新しい自転車も。本も絵の具も、小さい銀の櫛も。
大事なもののことを考えているだけで幸せになるね。

来年は大事なものを大事にしてよく考える年にしたいです。


久しぶりのバーで

2021-12-30 | Weblog

馴染みの店では最初の一杯以外は大体店の人のおすすめを飲む。 
適当にその時の気分や好みを伝えることもあるけど、変化球も受け止めます。 
まあ、好みがそんなにうるさくなく、なんでも飲むので。

緊急事態宣言が明けて少しして、近所のバーに2か月ぶりとかで行った時、
マスターも店を開けられて嬉しそうだった。 
外からこの小さいバーに入ったときに、
逆にどこか閉じ込められてたところから娑婆に出たような、広々とした気分になりました。 

付き合ってる人が無類のバー好きで、 自分自身は特にバー好きなわけではなくて
彼に付き合ってるだけのつもりでいたけど、こんなに長くバーに行ってなくて
久しぶりに行くと自分も結構バーのカウンターが好きなんだなぁと思った。

その時はまだ時短でバーも9時までだったけど、
緊急事態宣言が長すぎて感覚がおかしくなってて、 
9時まで飲める!とうれしくなっちゃうよね、とマスターも言ってたけど、本当そうだな。
その後ゆっくり飲めるようになりましたが、ずっと続くといいなぁ。

そういえば、わたしはバーにひとりで行くときはバーテンダーとちょっと話すくらいがよくて、 
基本的に静かに飲んでたいんだけど、彼はバーテンダーでバーを選ぶ。 
だからバーテンダーがよその店に行ったりするとその店について行く感じなのです。 
わたしはまずインテリアや雰囲気、静かさ、それからバーテンダーで選ぶかな。 
お酒が美味しく作れないとダメなのは同じだけど、彼ほど気難しくなくて、 
面白いボトルや珍しいボトルがなくても、ちゃんとしたグラスと氷できちんと作ってくれてたら 
それ以上うるさいことは言わず美味しく飲めます。


雪景色を見に:福知山のブックカフェ モジカ

2021-12-27 | Weblog
目的のブックカフェは一階がミニシアター。

まだ開いてない時間だったけど映画を見たくなる。
こじんまりして懐かしいような映画館。

二階に古本屋さんとカフェがあります。
二階へ上がる階段の横の壁に中島敦の小説があって
あとでお店の人が教えてくれたけどこの店の名前の由来のお話なのだそうです。

ブックカフェモジカは、とても素敵な古本屋さんで
これは時間があれば半日でも過ごしたいような場所でした。


朝には予想もしてなかった場所にいて、予想もしてなかった店にいる。
そういう成り行きも旅の面白さですよね。
そして、ここでフワフワ玉子サンゴを食べて欲しいと言われてたので
ランチはそれにしました。
城崎に行ったらちょっといいお寿司屋さんにでも行きたかったし
旅先では地元のものを食べたい派なのですが、成り行きには乗ってみるのです。
ということでビールとサンドイッチ。
本棚をじっくり見ながら食後のコーヒー。おいしい。

お店の女性の言葉が、少し関西のイントネーションと違ってて
ドラマの「夢千代日記」で見た湯村温泉の人の訛りをちょっと思い出しました。
同じ兵庫県でも快晴と吹雪の違いがあるくらいだから、言葉も違うね。
窓の外はどんどん吹雪がすごくなってたので文庫本を1冊買って
お店の人と少しお話ししたら、近くの商店街で小さなマーケットをしてるので
よかったら寄ってみてくださいと言われ、もちろんそっちを通って帰る。




予想外の続く成り行きが運んでくれるこういう旅もいいですね。
お腹はいっぱいだったので食べ物は買えなかったけど
途中大学生が関わってる日本酒のお店があったので一杯いただく。

一生懸命、そして楽しく頑張ってる若い人を見るのは気持ちいいな。
最初の頃は雪のないところを歩こうとしてたけど、
すごく吹雪いてもう雪のない道がないので、帰る頃はざっくざくと
ふわふわの雪を踏みしめながら歩きました。

まだ時間は早いけど、とにかく足が冷たかったので
地元のお酒を買って、帰りの特急で飲んで少し暖まりました。
そしてお家に着いたらすぐお風呂で足を温めました。

半日程度の短い旅だったけど、何て楽しかったことだろう。
雪景色も堪能しました。
ただ足元はしっかり濡れて冷たかったので、次に雪を見にくるまでには
スノーブーツを買いたいと思います。

隣の芝生

2021-12-24 | Weblog
一概には言えないことだけど、どんな生き方をしても
違う人生のことをあれこれ思い悩むものなのですねぇ。
 
独身で一人ぼっちで自立しているというのを、
喉から手が出るほど欲しい人もいる。
逆に家族に囲まれたささやかな人生に憧れる人もいる。
隣の芝生がどうであれ、自分の場所で生きていくしかないなら、
とりあえず自分が持っているもののありがたさは噛みしめておきたい。
 
わたしは今、ひとりで生きているありがたさを毎日噛みしめているぞよ。
誰の世話もしなくていい(猫は別w)幸せ。
人に支配されずひとりで生きている幸せ。
恋人がいる幸せもあるけど、いたらいる幸せ、
いなきゃいない幸せを噛みしめたい。(猫はいつもいなきゃだめ)