教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

上げて落とす?

2005年07月23日 18時40分50秒 | Weblog
 昨夜、寝るときに意識的に呼吸しながら寝ました。結果、多少寝不足気味だが、寝起きがよく、すんなり起床できました。ちょっと呼吸に集中しなくてはならないので疲れるけれど、呼吸器がない間の代わり。AM7:00に起き、数日分溜まった洗い物をすませ(死)、朝飯を十分食べて学校へ行きました。理想的な朝だなあ。
 学校では、ずいぶん前から読みかけだった本、山田浩之『教師の教育社会学-戦前における中等教員の階層構造-』(晃洋書房、2002年)を読んでました。大正・昭和戦前期における師範学校・中学校・高等女学校の男性教員の階層構造を、出身階層・社会的地位・履歴形成によって統計的に分析している本です。数年前、ある研究誌にてずいぶん大変な批判(むしろ非難だった)をされた本ですが、山田先生が資料の都合上限定した分析対象・範囲を素直に受け入れて読めば、当時の中等教員の階層構造が明確に捉えることのできる書であると思います。山田先生は、現在私の所属する広島大学教育学教室の助教授(教育社会学研究室担当)で、私も大変お世話になっておりますが、別にゴマをすってるわけではなく(笑)、やっぱりしっかりした研究書だと思います。
 読書はスムーズに集中できて、午前中もなかなか満足いく時間を過ごせました。今日は、昼過ぎに友人に誘われていたコンサートへ行かなくてはならないので、12:00ごろ切り上げて帰宅。自転車でJRの駅まで行き、電車で移動(コンサート会場は車が停められないので)。ちょうどいい時間帯に着いて、コンサートを堪能しました。もちろん一人でボンヤリと(笑)。コンサートは、「くらしっく・ジョイントConcert」という題名で、安芸区民文化センター・ホールにて開催。小編成の曲ばかりで、楽器はピアノがずっと出ずっぱり、ソプラノ・テノール(おい、楽器か?)・フルート・ヴァイオリン・チェロと曲によってそれぞれ合奏する構成になってました。寝不足気味だったので途中一瞬オチましたが(笑)、全体的に満足できる内容でした。実は小編成のクラシックはあまり聴いたことがなかったので、音楽の幅を広げる良い機会になりました。楽器の入り方とか、合奏の絡め方などにずっと注目していたのは、あの会場ではたぶん私だけでしょうね(笑)。

 以上がタイトルの「上げて」の内容。次は「落とす」の内容に移ってしまいます。
 さて、午前中とコンサートの内容に満足し、リフレッシュして東広島に帰ってくると、何かがおかしい。
 乗ってきた自転車が何度見回しても見つからないのです。
  こ、こりは、盗まれた? 
 おいおい、最近視力が落ちているので見落としているのではないかと、自転車置き場を3・4周ぐらいウロウロしていたので、はたから見るとさぞ怪しい人に見えたことでありましょう… やっぱり見あたらないのであきらめることにしました。数年前に安値で買った安物の自転車で、さらに最近一漕ぎするごとにガタガタいっていたので、改めて捜す気にはならないのですが、自転車がないと困ることがいっぱいあるので、少しヘコみながらフラフラ歩いて帰りました。うう、鍵もちゃんと掛けていたのに、他にもたくさん自転車あるのに…
 これだけならまだしも、さらに… これこそ「泣きっ面にハチ」というやつです。10分ぐらい歩いたころ、「ゴロゴロ…」という不吉な音が天空から聞こえてくる…。
  そう、夕立にやられました。
 カサは持ってません。雷がけっこう近くに落ちたので、むしろカサは持っていないでよかったかもしれませんが、あともう少しで家にたどり着くころに土砂降りになって、ずぶぬれに。自転車があったら濡れずにすんだのになぁ、と思うが後の祭りで。
 こんな波瀾万丈いらないよ!と思った日でした
 
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