教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

年表作成のこと

2005年06月15日 20時38分54秒 | Weblog
 今日は、一ヶ月以上中断していた、大日本教育会・帝国教育会年表の作成を再開しました。といっても、機関誌の会報を中心に、かたっぱしから両会で繰り広げられた活動をExcelデータで書き留めているだけですが。今現在、明治12(1879)年から大正6(1917)年まで書き留めています。ゴール(?)は昭和23(1948)年なので、完成はまだまだ遠い先のことだ… ちなみに、データ量は1,000キロバイトを超えている(一つ表を作ると、だいたい20キロバイトぐらいになる)。
 年表は、研究の基礎資料となります。論文を書き始めるときの、思考の道具として非常に役に立ちます。年表は既存のものでも結構ですが、専門的な研究をしているなら、自分の専門に関係する年表を自分で作るのが一番よろしい。電子データにしておけば、単語を検索すればすぐに利用できるし。なにより、年表を作る際に書きこんだ内容が頭に入っている、ということが後々大きな意味を持ってきます。年表を作ると、知識が時系列に整理され、思考が整理されてくるのです。
 年表の形式はどのようなものでも結構。資料の羅列でも、要旨だけでもいい。できれば、自分がクローズアップする内容と、関連する内容を別々に平行に書いていくと非常に便利。
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