教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

教育情報回路教育会研究会二日目

2006年07月16日 23時55分55秒 | Weblog
 研究会二日目。
 今朝は昨日とはうってかわってカラッと晴れました。時間が経つにつれて曇ってきましたが。写真は研究会会場の窓から見えた温泉の湯煙?
 研究会は、もともとの予定では午後まであったのですが、午前中で終わる日程に変更になりました。
 今日の報告は、T大のS水先生の「地方教育会成立事情-群馬県における自由民権運動と教育会の発足」、S大のS藤先生の「地方教育会の終焉と教職員組合の発足-教育研究の側面から」でした。まとめると、S水先生の報告で郡教育会の成立と自由民権運動の関係を捉え、S藤先生の報告で戦後の地方教育会廃止から教職員組合発足までの経緯を把握した、というところでしょうか。S藤先生の「民間教育研究団体は教育会の再生ではないか」という仮説は、非常に興味深く聞きました。というのも、私は前々から、大日本教育会・帝国教育会を教育研究団体として捉え直そうとしていたためです。「大日本教育会・帝国教育会は教育研究団体だ!」と言い切ることは、いろいろあって二の足を踏んできたので、活字化はされてませんが… S藤先生は従来から宮城県教育会の教育研究活動・研修活動に注目されていただけに、教育会を「教育研究団体」と定義するのに迷いはないですね。
 さて、昼食後、解散となりました。14時に鳴子温泉駅を出発し、22時半ごろ西条駅に到着。バスがもうないので歩いて帰宅。タクシーは1千円以上かかるので。幸い本格的に雨には降られなかったので、助かった~。次の研究会は、来年1月初旬とのこと。K先生から次回の報告を求められた先生方はお忙しいようで言葉がつまっていましたが、非常に楽しみなことです。
 ちなみに、少しの間でしたが、帰りの電車でK大のS先生、R大のM先生、K大の院生Nさんと話ができたのがうれしかったです。
コメント (2)
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