教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

博士論文一次審査レジュメ

2005年06月24日 19時16分49秒 | Weblog
 本日、博士論文一次審査レジュメを指導教員に提出する〆切日でした。最後に再び佐藤先生と問答をしましたが、無事提出。
 本日のことで、改めて先生の存在の重要性を感じました。私一人で研究していれば、確かに自分の思うとおりに研究を進めることができるでしょう。しかし、それは独り立ちできる能力と見識を持ち合わせていることが前提です。院生は、「研究者のタマゴ」だといわれても、所詮タマゴであり、研究者そのものではありません。研究を行うのは当然院生本人ですが、その助言・軌道修正、ときには叱咤激励は、友達でも同僚でも、できるものではありません。その役割は、やはり「教師」という立場でなくてはできないでしょう。
 私も、まだ独り立ちできるとは思いません。今日も先生の叱咤と方針の確認(質問攻め)を受け、「有り難み」を感じました。しっかし、院生に恨まれるリスクがあるにも関わらず、厳しい指導をほどこす、その姿勢に感嘆します… 俺が先生になったとき、それくらいの覚悟で院生を指導できるかなあ… 先生になれるかどうかわからないけど(←ここも不安)。
コメント
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