四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

緊急事態宣言下、無観客のオリパラ「コロナに負けた証」として開催。中止できない政治の不作為

2021-07-09 19:21:01 | 日記

●来週月曜日から東京に緊急事態宣言が。埼玉県など3県はまん延防止措置が延長されることになりました。コロナパンデミックに対し、今の政権の危機管理能力では、この方法以外にはないのでしょうね。前任の安倍総理以来、自民党政権はこの1年半適切適格な対策(危機管理)ができていません。同じことの繰り返し、国会も4回目の繰り返しです。なぜなのか。私はオリンピック・パラリンピックにあると見ています。もっと早くに「中止」または「延期」を決めていたら、このような小手先の対応でなく、抜本的な対応ができたのではないでしょうか。今コロナの効果的な対策は、オリ・パラの中止か延期と自公政権が変わることです。

●自分は、今回のオリンピックは6年前の誘致の時から反対でした。56年前のオリンピックは、戦後の復興(戦争当事国)を世界に示す平和の祭典にふさわしいものでした。今回は、東日本大震災からの復活と言いながら、今は「コロナに打ち勝った証」としてと言いながら、東京で非常事態宣言下かつ無観客では「コロナに負けた大会」ではないでしょうか。このように「ウソ答弁」を連発した安倍総理、それを引き継いだ菅総理の言葉(日本語)は乱れに乱れ、本来の言葉の意味をゆがめています。インテリジェンスもない、カルチャーもない、あるのはその場しのぎの成り行き任せです。このような傾向は、地方政治にも及び、身近なところでも散見されています。

●日本国や自治体は、このようなイベントで「希望」や「元気」のイメージをつくる時代ではないと考えています。私は、大阪万博やIRにも疑問を持っています。成熟した高齢時代、環境と共生した持続ある社会、コロナ(疫病)パンデミックでは、「安全」こそがキーワードであって、これまでの新自由主義的な資本主義の発想からの転換と考えています。それに代わる社会システムは何か。私には明快に回答は持っていませんが、いま読んでいる「人新世の資本主義」(斎藤幸平/著:集英社新書)に一つのヒントがあるようにも思っています。80歳に近づいた老人には残り少ないが、もう少し追いかけてみます。

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