四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

人形町で火災。静岡県熱海市で悲惨な土石流発生。20数名安否不明とか。今こそ一人ひとりが危機管理の意識を高める

2021-07-03 19:08:45 | 日記

●今朝は、梅雨の合間の雨上がりに、鴻巣駅までウォーキングしました。帰りの途中にけたたましく鳴る防災無線での火災の知らせ。場所を知らせているのですが、防災無線がハレーションでよく聞き取れない。スマホで調べると、鴻巣市人形町観光案内館(ひなの里)の向かいと知りました。帰り道ですので、やじ馬に交じってみてきました。不幸中の幸いというのでしょうか、アパートでしたが大事にならなかったように見えました。地震・カミナリ・火事・おやじと言われましたが、今は地震・カミナリ・火事・豪雨となりました。私は損害保険の代理店の仕事を35年程していますが、ここ十年ぐらいは火災保険の支払いは「火災」より「風水害」が断然多くなっています。

●そんなことを思いながら家に帰り、お昼のテレビニュースで「静岡県熱海市」で、大規模な土石流が発生したと報じていました。ツイッターで映し出された土石流の様子は3.11の津波を思い出しました。被害に遭われた方と何より亡くなられたり、消息が分からない方が20名以上と聞き、安否を案じています。北本市は、大宮台地の高台で水害の危険性や高崎線周辺の地盤は強固で、地震等の災害に強い地域と言われています。そんな自然条件が良いのに、ここ二十年ぐらい若い人を中心に人口が減少しています。この利点を活かしきれない政治の責任は責められるでしょう。

●5年前、北本市第五次総合振興計画前期基本計画の策定の時、前期計画のリーディングプロジェクトに、災害の強い地の利を生かした住宅政策を追加するよう委員会に提案し可決したが、残念ながら本会議で否可決されました。最近、不動産系の雑誌調査で「災害に強いまち」のランキング上位となり、注目されています。日本人は「安全」は天の配剤という意識があるようですが、リスク管理は一人ひとりの生活文化にしなければ、また、戦争したりすることがあります。昨今の自然災害は気候変動で大きくリスクも変動しています。コロナパンデミックも同様です。オリンピックについてもここ数日は、一億火の玉になりつつあるようで心配です。

●危険は避けられないものが多いですが、起きた時に軽減することは人力(科学的に)でできると思っています。それがリスクマネジメントあり、リスクコミュニ―ケションです。私は35年前、損害保険代理店研修生の時に「リスク管理」について徹底的に教えられました。安全があって安心があるということも、その時に知りました。安全は科学的エビデンスで証明されたもので、そのうえに安心があるということでした。安全の裏付けのない安心はあり得ない。コロナ禍のオリンピックの開催に、関係者は口をそろえて「安全安心」と言いますが、この人たちに「安全」の根拠はありませんから、本当は誰も安心はできないと思うんです。さて…??

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