●マンションの広場の桜が咲きました。ほぼ満開となりました。まさに春本番です。昨日土曜日に息子が入院の一時帰宅できました。約2か月ぶりで、床屋で散髪その後に日帰り温泉、そしてたまった仕事を片付け先ほど病院へ戻りました。今週末には退院できることになり、今週の1週間仕上げのリハビリです。23日は北小学校の卒業式でした。86名が卒業しました。
●今朝の毎日新聞のコラムが興味深い内容でしたので紹介します。「時代の風」というコラムで里山資本主義などの著書のある藻谷浩介氏の「森本学園と国会審議」です。藻谷氏は、「国会で再び燃え盛る、森友問題の火。一部与党の議員や評論家が繰り返す『首相は知らなかったし、指示も出していないので責任はない」という議論のおかしさを、改めて指摘したい」ことから始まっています。
●行政府の長でありながら、自分の配偶者の名前を振りかざす怪しげな相手と行政機関の取引について知らなかったということは、知っていた以上に責任を問われる問題である。「部下の責任はトップの責任」、「情報が上がってこないトップは監督者として怠慢」というのが、世界に共通する常識だ。「わるいのは勝手にそんたくした部下だ」と唱えるほど、「そんな部下はやめろと指示を出すことこそトップの仕事」と世界は思うわけで、政権の開き直りは、日本の国家ブランドをどんどん棄損している。
●「野党など消えろ」、「反政府の新聞はつぶせ」と訴えてきた一部論者にも問いたい。日本がオール与党の議会で、政権に異を唱えるマスコミも存在しない国になっていたら、この問題は闇に葬られていた。官僚組織の内部規律はさらに崩壊の一途をたどっただらろうが、それでいいのか。戦前の大本営よろしく、都合の悪い情報がトップに上がらない体制のもとで、適切に外国に対峙できるとお考えか。挙国一致はむしろ国を弱くする。反対勢力がいてこそ、社会は健全化するのが民主主義の基本原則である。
●と論じ且つ、国会議論の偏りに苦言を述べている。知らなかった、知らなかったはずがないという応酬でなく、「知らなかったとしたらそちらのほうが重大な問題だ」だと。永遠の水掛け論で消耗戦では意味がない。問題の本質を表に出し、議論すべきである。沖縄の辺野古の海上滑走路は、津波危険地帯である。青森の大間原発予定地は、外国船が自由に通航できる津軽海峡に突き出した場所で、万一テロリストが不審船で攻撃すれば大惨事になる。と述べています。問題の本質をきちんと論じることこそ、議員の仕事とあらためておしえられました。