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このあとには「・・・その後の道のりも大きく変わってくると思います」と木村政雄さんは言っている。自身、56歳のときに中途退社してその後独立している。そして、会社の囲いを取った際に「今まで以上に広い世界が待っている」と感じたようだ。
以前も何かで読んだことがあるが、数年前、倒産した一流証券会社の部長さんが再就職活動をしているとき、就職斡旋所で「あなたは何ができますか?」と聞かれ「部長ならできます」と真顔で答えたそうだ。
また、木村さんが名刺交換をした際に「元○○物産」と記された名刺をもらってわが目を疑った経験もあるという。やはり長年勤めたところは、やめても通用すると感じているようだ。むしろ大事なのは目の前にいるその人自身が現在何ができるかだろう。
そういえば、木村さんは2003年に世の中を元気にしたいということで「有名塾」という人間力養成講座をスタートしている。また2005年には「5L」という団塊の世代向けにフリーペーパーを創刊していた。私もそれより後の世代ではあるが、1年間購読していた。
その5Lとは人生が10L(リットル)すれば、五十代はまだその半分の5Lだという意味もあるらしい。さらに、5つのLはliberal,laugh,love,link,liveを表していて「寛大な気持ちで、笑い、恋をし、人とつながり、いきいきと人生を過ごそう」というメッセージを込めているという。
自分のためにしたことが、結果的に社会のためになれば理想的なんでしょうがね・・・
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