ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

ギャラリストは「現代」アートの伴奏者・・・

2012年11月25日 | Weblog
「現代アートビジネス」小山登美夫著より。

この本で初めてギャラリストという言葉にお目にかかった次第。これは画商とも似ているものだった。画商は絵を売買する職業(美術家と顧客を仲介)で、ギャラリストは展示空間(=ギャラリー)を持って、みずから企画展示をする職業だった。

そして、みずからのギャラリーで発掘したアートを発表して社会に価値を問いて、さらに価値を高めていく仕掛け人だという。マネージメント業者やプロデューサーとも言えた。

今までそんな言葉も意味も知らなかったが、そういえば私の知人の一人も絵画のコレクターではあるが、しばしば画廊での企画展示をしていたことを思い出した。そして、名刺にはあるギャラリーの顧問という肩書もあった。

今まで案内をいただき何度かそれらの企画展を訪問したことはあった。やはり展示作品にはその人の好みの画家の作品が展示されていた。タイトルにもあげた「伴奏者」という言葉は適切なのかもしれない。

私自身もともと絵画を見ることは好きなので、デパートはじめ街中の画廊には時どき行き、しばし絵画の世界に浸ることはある。先日もある市の画廊で開催されていた水彩画のグループ展を拝見したが、アマチュアにもかかわらず、レベルの高さを感じる作品が多かった。

なお、この章のタイトルは「誰も見たことのないものに価値を見出す ギャラリストの仕事」となっていた。やはり長年の経験と実績がなければ絵画作品を見る目は養われないのだろうな。