ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

世は感性消費の時代・・・

2012年11月01日 | Weblog
「そうそう、これが欲しかった!」小阪祐司著より。

サブタイトルには“感性価値を創るマーケティング”とあった。このような言葉はあまりなじみがない。ここにそれがどんなものかの例があった。

それは「あなたも、ミズダコ漁で使う『タコ箱』のオーナーになりませんか?」というものだった。穴の開いた箱を海中に沈め、エサを使わずにミズダコをとう漁法だった。

二か月間で五回引き上げて、入っていたタコを浜ゆでして宅配してもらえるもので、確率は100%というわけではない。これは北海道のある町の水産課が、水産資源PRで募集したものだった。

一箱五千円で100口募集したら、なんと二万件以上の応募があったという。予想の200倍以上だったのだ。応募した人はどうしてもミズダコが必要だったわけではない。むしろ生活が面白くなるかどうかだったのだ。

つまりそのようなことが、感性消費というものだった。「生活が面白くなるかどうか」は「心の充足」でもあったのだ。主催者からみれば、うれしい悲鳴だったことが起きたわけだ。

まじめにやっても、モノがなかなか売れない時代でも、アイデア次第で予想の200倍以上も申し込みがあるということだった。「生活が面白くなるかどうか」これが最大のポイントのようだ。