塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 動物集合 海蒔絵飾箱

2017-08-16 03:59:36 | ミュージアム巡り_2017
 次の作品は、田口善国(1923〜98)さんの「海蒔絵飾箱」(1981
年、漆・蒔絵・螺鈿、Ornamental box、seascape design、maki-e、
raden inlay)。
 先ほどの田口義明さんの岳父・善国さんは、吉野富雄に古美術を、
また松田権六から蒔絵技法をそれぞれ学び、古典技法を取り入れな
がら独自の意匠で漆芸の世界を確立。1989年に人間国宝に認定。
 この作品はタイトルどおり海を表現されており、貝が放つ魅惑の
輝きと胴に施された配色構図に釘付けとなった。海原を優雅に泳ぐ
イカが描かれている。ビューティフル。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)

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