昨日ガンディーの真理を読み終わった。
長い間読破出来なかった本だったので、思わず読み終わった途端、少し拍手したくらいだった。
まったく難しく複雑に表現されたエリクソンの後期の作品だった。
最後にはインド紙幣の500ルピーにある塩の行進の話で終わったが、不思議なことに終わりが近づけば近づくほど、もっと読みたくなった。
ある種のドラックに似ている依存症というべきものにすでに毒されているかのように、もっともっとと、その先のガンディーの細かな行動にすでに魅了され、好奇心が煽りだされていた。
でも、もちろん、それと同時に思わず拍手したくらいにある爽快感もあった。
以前にも書いたが、これで終わりではないと言う感もある。
また読み直してみたい宝物の本になった。
八年前自分のクリスマスプレゼントとして買ったガンディーの真理、いま、ようやく、そのプレゼントを受け取ったと言える。
この本をもっと深く理解、解釈するためには、自分自身の成長も必要であろう。
これから、ガンディーが影響を受けたというトルストイやラスキンも読んでみたいと言う宿題も授かった。
だが、今日からは少し読み始めていたフランクルの回想録を読むことにする。
この前NHKにこの本の訳者である山田邦男氏が出ていて、フランクルについて、いろいろと語り、禅との類似点などはとても興味深いものだった。
そして、山田氏が口先で話すのではない、お腹から言葉を出していくような語りはとても素敵だった。
さて、お腹から理解・解釈出来、それを身にするように本を読もうと思っている。