ガンディーの真理の作者エリクソンは、宗教的現実主義の神髄として、ガンディーはこの宣言を彼自身のものとしたと書いている。
「ルターの宣言」
キリストは今日現われる。
神の道とは、われわれを動かすものなり。
われわれはつねに生まれ変わり、新たになり、甦るべし。
充分になすということは、つねにもう一度始める、ということに他ならない。
ガンディーは深い葛藤のなか、常に生まれ変わるように新たなものになり、成長し、自己を統合し、時に死の入り口より復活をしてきた。
真理の把握を万人にどう伝えるか、と言うことをなすために、何度も自己の誤りを受け容れ、それを乗り越え、そして、唯一無二の人になった。
それは自分たちも一人ひとりがかけがえのない存在であり、唯一無二の存在であることを知らしめる。
大小ではなく、また誰かと比べるものでもなく、ルターのこの言葉を胸のうちにあたためることにより、何かは変わっていき、何かは育ち、何かは輝いていくのではないだろうか。
祈りのうちに。