株式会社パワーランド社長のブログ

日々変化する内外の経営・経済・社会環境に対し、自分の意見を適宜適切に表明したい。もちろん社業の宣伝も行います。

株式会社パワーランド

2008年04月22日 | Weblog
新聞を読んでいて思うこと

新聞の内容は多岐に亘っています。仕事柄、一般紙でも、まず経済面に目が行ってしまうことが多いです。新日鉄がどうだとかIHIがどうだとか地価がどうだとか 当然社会面にも目が行きます。これは事件ばかり もちろん政治面にも目が行きます 

そしていつも思うことですが、経済と社会の安定とは車の両輪だということ。経済が不安定だと社会も安定しません。政治が、短期・中期・長期を見据えて富をバランスよく公平に配分してくれると、申し分ないのですが・・・なかなかそうは行っていません。

今朝の朝日新聞の天声人語・・・為政者は重く受け止めるべきだと思いました。断っておきますが、別に朝日新聞を賞賛しているわけではありません。その記事の着眼点を賞賛しているのです。 

曰く:夫は51歳で自ら死を選んだ。その女性(41)は3人の子を抱えて、不整脈を薬でだましながら介護ヘルパーを続ける。「稼ごうとすれば、子どもたちといる時間がなくなる。なんともならない不安でいっぱいです」と書いてきた▼必需品が値上げされる中、立場の弱い母子家庭は大丈夫だろうか。子どもたちを支える「あしなが育英会」がこの春、高1か中3の子を持つ母親に調査票を送り、暮らし向きを聞いた▼ある女性(48)は、専門学校をあきらめて就職する子に「胸を締めつけられる」という。保険の営業とスナックで昼夜働き、過労のため体調は優れない。「子どもの気遣いは手に取るように分かるけれど、笑顔でいられない日も多く、情けない」▼回答した約千人の83%が、物価高で生活が苦しくなったと訴えた。31%が健康を損ねているが、仕事は休めない。苦しい家計ゆえに学習塾や参考書、修学旅行を我慢させた、部活をやめてもらったと、自分を責める言葉が並ぶ▼育英会に高校の奨学金を申し込んだ母親の平均年収は、98年の200万円から06年には137万円にまで下がった。自立支援の名の下に、遺族年金や児童扶養手当も削られつつある。「一つつまずくと、どんどん落ち込んでいく」。つらい独白だ▼悲運を乗り越えようと、母さんが懸命に働き、子が耐え忍び、それでも幸せの手掛かりをつかみきれぬ家族がいる。この現実を、哀れという言葉で片づけたくはない。週末の駅頭、遺児らが抱える募金箱に駆け寄りながら思った。政治は何をしているのか。
 
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