画像は、世界農業遺産（ジアス）を育むにし阿波山里の一つ。この集落の上部の農家に辿り着くには、クネクネと曲がりくねった道を今は車で上っていきます。道路が狭いので軽自動車が便利です。
山里で平坦なのは家屋の敷地だけで、その家屋も母屋と倉庫は別棟で段々家屋になっています。農地は全部傾斜地です。画像で見ると絵のようですが、実際に車で登ってみると対向車が来ないかとドキドキします。車が無い時代はどのようにして暮らしていたのか・・・移動は容易でなかったから、お隣さんとの物々交換は互いに生きるための必要条件・十分条件だったものと思われます。
暮らしの中での水はどうするの❓に対しての回答は・・・森の中に染み込んだ雨水が時を経て湧水となって出て来るので、それを貯水桝の中に貯めて使います。余分な湧水は文字通り自然の小川となり、場所によっては滝状に流れ出します。それがこの集落の場合は直接吉野川に注ぎます。
吉野川といえば、源流は愛媛・高知・香川の四国四県に跨っています。画像の辺りは三好市の池田ダムを超えてかなり上っているので吉野川上流の一部に当ります。アユが生息しており、食卓を賑わして呉れます。禁漁時期があるので注意しましょう。徳島県吉野川全域（吉野川漁業協同組合連合会漁協）| 鮎解禁情報 | 淡水解禁情報 | 釣りビジョン (fishing-v.jp)
