株式会社パワーランド社長のブログ

日々変化する内外の経営・経済・社会環境に対し、自分の意見を適宜適切に表明したい。もちろん社業の宣伝も行います。

株式会社パワーランド

2021年10月10日 | Weblog

一見段々畑か棚田の様に見えますが、現地に行くと急傾斜地に畝(うね)だけが左右に走っているような段々畝。これは急傾斜地過ぎて耕運機などの農機具は全く使えません。手作業に頼らねばならないから、ある意味で後期高齢者ではこの作業は無理だと直感しました

この画像は、昨日の投稿で書きましたが、遥かふもとの県道438号からこの場所に焦点を合わせてスマホで拡大して撮ったものです。多くの案山子や銀色に輝くテープで被害の発生を食い止めています

にし阿波を車で走ると、四国で二番目に高い1955mの剣山(「つるぎさん」・地元の方々は「けんざん」とも呼びます)から北側にある吉野川と香川県方面に向かって多くの山々があることに気付きます。その山々の中腹の傾斜地に集落が固まって存在しています。集落の数にして約200ヶ所、人口約10,000人。この方々が今は世界農業遺産となった「傾斜地農耕システム」の担い手なのです。

私のブログの中で同じような表現がいくつも出て来ますが、その原因は、この農耕システムが私の心に与えたインパクトが強過ぎたからと思って下さい。一つひとつの山里を放置すればただそれだけの存在ですが、これらの特徴を体系付て、一つの塊として国連のFAO(食糧農業機関)に持込んだ地元の方々のその知恵と行動力に感動しています。76歳が感動してもあまり意味が無いかも知れませんがね

コメント
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