今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

雨の京おどり

2013年04月08日 | 「暮らし」のひきだし



春になると京都では、あちこちの歌舞練場で、「おどり」が披露されます。

場所や流派によって呼び名が違い、「鴨川をどり」は尾上流、場所は先斗町歌舞練場
「都をどり」は井上流、場所は祇園甲部歌舞練場
「北野をどり」は花柳流、場所は上七軒
そして今回訪れたのが「京おどり」(ここだけおどりです)若柳流、場所は宮川町歌舞練場です。

京都に着くと発達した低気圧の関係で、予報通りの雨。私たちのお出かけはたいてい雨なんです、雨女だらけで。だから「またか・・・」という感じ。

鴨川沿いの桜も落花さかんで、花吹雪でした。
宮川町というのは、ちょうど南座の裏になります。祇園に比べると少しこじんまりしていますが、なかなか風情のある花街です。



夜には賑やかになる通り







界隈は、ポスターや提灯など、京おどり一色。


始めに芸妓さんによるお茶とお菓子のおもてなし。お手前を見ているうちに、後から別に立てたお茶が一斉に配られてきました。そりゃそうですね、全員立ててもらってたら時間が足りなくなってしまいます。

いよいよ会場へ、本日は初日ということもあり、あいにくのお天気にもかかわらず、満席でした。会場は小さめ、その分しっかり見えます。花道のすぐ横だったので、バッチリです。



歴史が感じられる舞台。


まあ、華やか、あでやか、きらびやか・・・竜宮城の浦島太郎のようなひとときでございました。

舞妓さんの初々しくて、かわいいこと。殿方でなくてもつい顔がほころんでしまいますね。
一方芸妓さん、今まで培ってきた芸が、自信や年輪になり貫禄のほどが感じられます。

どういうきっかけで、この世界に入られたのかわかりませんが、入ってみなければ窺い知れない厳しい鍛錬、苦労を経て今日の晴れ舞台となったわけです。
これも日本の良き文化として、後続の若い人たちに続いてもらいたいと思います。

終わったら、お花見を予定していたのですが、電車の運行状態が心配なので、早々に帰途につきました。
来年は違う、歌舞練場に行ってみたいな。




この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お買い物かご | トップ | 史跡とお花を訪ねて、伊吹山麓。 »
最新の画像もっと見る

「暮らし」のひきだし」カテゴリの最新記事