今回はハロプロネタではなく、久しぶりに「三浦半島小さな旅」シリーズ行きます。そんな企画あったのか!と思われる方も多いと思いますが、このブログを始めた頃からやっている企画です。一年半くらいブランクあるんですけどね(笑)。それでは、始まり。
6月のある日。横浜の金沢八景の方に所用があり出かけた私は、午後は逗子方面に出てみる事にした。京急逗子線に乗り、金沢八景から二駅。神武寺(じんむじ)に到着。駅の裏が米軍施設で関係者専用改札もある小駅。周りは小山で、海の町逗子のイメージとは異なる雰囲気。
駅前の道を歩き、駅名にもなっている神武寺へと向かう小道に入る。道の横にある中学校の校庭はフェンスがなく、犬の散歩をしている人が佇んでいた。のどかな光景。
緩やかな山道みたいな小道を上がり、小山の上にある神武寺に到着。木々に囲まれた境内は涼しく、ちょっと小休止。
涼んだあとは東逗子駅方面に向かい道を下りる。石垣に苔が生えた小道は、じめっとした陰影を映し出す。駅に向かっているとは思えない自然に囲まれながら道を歩く事15分ほど。住宅が見えてきて東逗子駅前到着。
横須賀線の踏切を渡ると「スズキヤ」という店があり、そのすぐ近くには「かっぱ寿司」(チェーン店ではなく個人店)があり、更に歩くと「アリレイナ」という美容院がある。スナック「雅」という店でもあれば「あぁ!」が完成なので探してみたが見つからす。
アリレイナがある道は、逗子駅方面と繋がる県道。学校帰りの学生が歩く西日の時間。私は県道に沿って歩き始めた。
東逗子は山の麓の小さな町という風情で、海の町逗子という景色はそこにはない。県道沿いに古びた店が並ぶ。どこか遠くの山の町に来たような錯覚。道端に咲く花が綺麗。
県道から脇に入ると横須賀線の線路がある。そこにも花が咲いている。「線路の脇のつぼみは赤いスイートピー~」ではないが、線路の脇に咲く花はいじらしく美しい。
古びた木造の店舗、小道、その向こうの横須賀線。のどかな夕方。
デジカメ片手に横断歩道をのんびり渡っていると、後ろから栗毛のちょっとハーフっぽい顔立ちの女子高生が追い越して行った。突然振り向いてこちらを見た彼女の優しそうな瞳は、のどかに夕暮れの時間が流れるこの町の雰囲気を映し出す鏡のように思え、スナップで町の風景を切り取る作業を忘れてしまう。一瞬、あの子に似ているような気がしたけれど、身長も髪型も違っていた。
帰路を急ぐ夕暮れの人々は高校生だけではない。のんきに花を撮っているこちらの横を足早に去っていくサラリーマン。
東逗子は花の町。それも派手に咲く訳ではなく、ひっそりと綺麗に咲いている。その奥ゆかしさに優しい気持ちになりながら、神武寺駅へと向かう。
途中、古い電車が保存されている公園があった。
夕方の公園は人もまばらで、静かに佇む電車も退屈そうに思えた。
6月のある日。横浜の金沢八景の方に所用があり出かけた私は、午後は逗子方面に出てみる事にした。京急逗子線に乗り、金沢八景から二駅。神武寺(じんむじ)に到着。駅の裏が米軍施設で関係者専用改札もある小駅。周りは小山で、海の町逗子のイメージとは異なる雰囲気。
駅前の道を歩き、駅名にもなっている神武寺へと向かう小道に入る。道の横にある中学校の校庭はフェンスがなく、犬の散歩をしている人が佇んでいた。のどかな光景。
緩やかな山道みたいな小道を上がり、小山の上にある神武寺に到着。木々に囲まれた境内は涼しく、ちょっと小休止。
涼んだあとは東逗子駅方面に向かい道を下りる。石垣に苔が生えた小道は、じめっとした陰影を映し出す。駅に向かっているとは思えない自然に囲まれながら道を歩く事15分ほど。住宅が見えてきて東逗子駅前到着。
横須賀線の踏切を渡ると「スズキヤ」という店があり、そのすぐ近くには「かっぱ寿司」(チェーン店ではなく個人店)があり、更に歩くと「アリレイナ」という美容院がある。スナック「雅」という店でもあれば「あぁ!」が完成なので探してみたが見つからす。
アリレイナがある道は、逗子駅方面と繋がる県道。学校帰りの学生が歩く西日の時間。私は県道に沿って歩き始めた。
東逗子は山の麓の小さな町という風情で、海の町逗子という景色はそこにはない。県道沿いに古びた店が並ぶ。どこか遠くの山の町に来たような錯覚。道端に咲く花が綺麗。
県道から脇に入ると横須賀線の線路がある。そこにも花が咲いている。「線路の脇のつぼみは赤いスイートピー~」ではないが、線路の脇に咲く花はいじらしく美しい。
古びた木造の店舗、小道、その向こうの横須賀線。のどかな夕方。
デジカメ片手に横断歩道をのんびり渡っていると、後ろから栗毛のちょっとハーフっぽい顔立ちの女子高生が追い越して行った。突然振り向いてこちらを見た彼女の優しそうな瞳は、のどかに夕暮れの時間が流れるこの町の雰囲気を映し出す鏡のように思え、スナップで町の風景を切り取る作業を忘れてしまう。一瞬、あの子に似ているような気がしたけれど、身長も髪型も違っていた。
帰路を急ぐ夕暮れの人々は高校生だけではない。のんきに花を撮っているこちらの横を足早に去っていくサラリーマン。
東逗子は花の町。それも派手に咲く訳ではなく、ひっそりと綺麗に咲いている。その奥ゆかしさに優しい気持ちになりながら、神武寺駅へと向かう。
途中、古い電車が保存されている公園があった。
夕方の公園は人もまばらで、静かに佇む電車も退屈そうに思えた。