日本の三大自動車メーカーと言えるのは、トヨタ、ホンダ、日産で、勿論この三大メーカーは外国でもブランド力がある訳ですが、日本人が思っている以上にブランド力があるのが、例えばスバルやマツダ。
マツダデザインについては、イタリアのピニンファリーナ(フェラーリなどをデザイン)がRX-7のデザインを絶賛していたとか、デザインの優秀さで世界に知られるメーカー、アルファロメオがある新型車をマツダデザインにインスパイアされたと公言したという事がありました。
スバルは国際ラリー選手権で長年活躍していたメーカーですから、ブランド力があるのも必然と言えます。ある本に書かれていた話ですが、スバル・トラヴィックという車の日本のオーナーには、スバルの六連星エンブレムを外して、この車のOEM元であるオペル・ザフィーラの名前を入れている人がいるそうです。オペルのお膝元ドイツなら逆に、大衆車メーカーであるオペルより、ラリーチャンピオンの経歴のあるスバルのエンブレムの方が有り難がられるだろうと書かれてありました。
前置きが長くなりました。週末、アメリカのロサンゼルスで行われたアニメエキスポにモーニング娘。がゲストとして招待されて、14曲を歌うコンサートを行いました。
会場には7,500人ほどの観衆が集まったそうです。無料で来場者に披露したのではなく有料だったそうで、これは喜ばしい明るいニュース。去年は、しょこたんがゲストで、同じくらいの観衆を集めたという話もありますが、ここは素直に喜ぶ事にします。
つんくブログ記事
http://ameblo.jp/tsunku-blog/entry-10294569950.html
メンバーは英語と日本語を交えた挨拶をしたそうで、観客にも好評だったそうです。会場にやってきたアメリカ人は、アニメエキスポというイベントに足を運ぶくらいですから、日本の大衆文化、というか「オタク文化」大好きな方々が集まったと思われます。アニメ、ゲーム、アイドル。そのアイドルというジャンルに置いて名の知れた存在であるモーニング娘。のライブ。彼らにしてみれば、海の向こうからスターがやってきた!という感覚なのでしょうか。
メンバーも、いつも海外に行くと(日本にいる時よりも)扱いが良いんじゃない私達?と、戸惑いつつも喜びを隠しきれなかった事でしょう。久住さんも思わず「お客さんはフレンドリーでテンション高くて、まるで小春みたいでした」などと、変なコメントを口にするくらいです(笑)。
今回、モーニング娘。がゲストとして招待されたのは、今年のアニメエキスポのテーマソングが、前回の記事でOPVコンテストの話題を書いた「3,2,1 BREAKIN' OUT」が使われているからですが、メンバーにとっては海外のステージに立つという事は、とても有意義な体験。しかも、大きな拍手を貰えたのだから成功と言ってもいいかと思います。
あとは、これを自信に変えて今後の活動に生かしつつ、事務所の方もそういう経験をうまく外に向けてアピールしていってほしいもの。
しかし、これは娘。だからという事に限らず、海外での仕事には芸能マスコミは鈍感。今回のニュースにも今一つ食い付きは悪い印象。
遠くのロサンゼルスライブよりも、国内のアリーナ公演の方がニュース姓が高いという事。いや、「モーニング娘。にニュース姓が…」という事でしょうか。
まあ、取材する方も海外だけに、国内みたく気軽には行えないという事情もある訳ですが。
海外仕事は良い体験になりますが、まずは国内で人気復活への道を探る方が先決なようです。ニュースは知名度と人気があって初めてニュースになるのですから。
スバル・トラヴィックより、目指せトヨタ・プリウスですね(笑)。