フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

客層の変化とメンバーへの試練

2008-04-08 21:18:07 | ハロプロ2008
 週末に行われた℃-uteと娘。の現場レポートを、三日間にかけてお送りいたしました。記事に書いたように、女の子ファンが増えてきている事を実感した週末でもありました。

 私が2001年に初めてモーニング娘。のコンサートに足を運んだ頃は、会場の三割四割くらいは小中学生の女の子とその家族ではないかと思われるくらい、女の子がたくさんいました。当時は今みたいにファミリー席はないですから、ヲタと女の子の混ざった客席はカオスでした。PPPHするヲタを驚きながら見つめ、小さくサイリウムを振る女の子。
 やがて、慣れてきた子は多少は合いの手入れたり出来るようになり、場の雰囲気に馴染んでいった訳ですが、多くはブームの終焉とともにハロプロから去っていきました。

 それでも、松浦亜弥コンサートみたいにライトファンや女の子の姿をチラホラ見かけるケースもあったし、モーニング娘。も地方公演だと割と幅広い客層が訪れていたりもしました。
 だから、八王子で客層が広がっていたと言っても、中野サンプラザだと客層もまたコアになるでしょうし、イーストに割とたくさん居たライトファンが℃-uteのツアーを観に来てくれるかはわかりません。2000人規模のホールではライトファンではチケットを取りにくいから、足を運びにくいというのもあります。
 ℃-uteの次のツアーはまだ発表されていませんが、一回くらい思い切って武道館とかでやってみるのはどうでしょうか。秋頃に開催して、ライトファンにたくさん来てもらい、その勢いで年末へ。紅白は単独で出場を(ちょっと願望入り)。

 女の子ファンが増えているという事は、何か惹き付ける魅力が今の℃-uteや娘。にはあるという事なのでしょう。わかりやすい魅力の一つとして「カッコ良さ」でしょうか?
 カッコ良いステージを見せ、掴んだライトファンをリピーターに変えていけそうな内容という点で、℃-uteも娘。も良いステージを見せていたと思います。
 コントで笑わせて、歌では決める所はビシッと決めていた℃-uteのステージはリピーターを増やせる出来だったと思いました。観に来ていた女の子が憧れるようなステージでしたよ。

 モーニング娘。の方もカッコ良かった。しかし、良かったという事以上に気になったのが、「結構ヘヴィなステージ」だなという事です。レベル云々という事になると、アイドルという枠の上には、もっと歌やダンスのヘヴィなステージをやっていらっしゃる方もいると思いますが、相対的な意味でなく今ツアーのステージはヘヴィに見えました。
 何がヘヴィかと言うと、「休める時間が少ない」のです。シングル曲しか歌わないという事は、必然的にノリのいい曲ばかりになる。そうなるとダンスも激しい。曲順を見ても、まだメンバーが元気な前半は勿論、アンコール前にもアップテンポ曲がズラリと並んでいます。
 しかも、トーク時間は短めで、更にハロプロユニット系の公演では定番になっている「後半前のビデオコーナー」が今ツアーは無いのです。休む所がない!
 強いて言えば、休めるのはソロコーナーで自分の番ではない箇所くらいですか。

 これはキツイと思います。約二時間、ほとんど歌って踊ってで、衣装チェンジまでも早替えしたりで忙しい。観ている側はテンポ良くてダレないで良いですが、そんなヲタだって終演後には体が痛くなっているヲタも少なくないのでは?

 ヘヴィなステージをこなす娘。メンバー達は満身創痍だそうで、前の方の席の方曰く、テーピングをしてステージに上がっているメンバーも何人もいるようです。

 とても大変なステージをやっているメンバー。でも、それだけに観てる側に凄さを伝えられるチャンスです。楽なステージでは凄みは伝わらない。ヘヴィだからこそ、伝わるものがある。二時間ほとんどアップテンポな曲で歌に踊りのモーニング娘。と、暑い中でコンサートに近い80分という長さの野外ステージをこなし、たくさんの人と握手をした℃-ute。どちらも大変なステージをやっていましたが、きっとそれはライトファンや初参加な人の心に残るステージだったと思っています。そういう人達がまた来場してくれる事を願いつつ、事務所には「壊れない程度のスケジュールにしてね」を願います。
コメント
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