Nonsection Radical

撮影と本の空間

点と線

2011年12月04日 | Weblog
腰痛のリハビリのために今日も徘徊。
京都の細道をクネクネと。
驚くのは、そういう場所にも観光客の姿が見られること。
特にガイドブックに掲載されるような名所などない場所なのに、なぜかフラフラ歩くアベック(死語)が・・・
まあそういう場所でも京都の人は、京都の街全体が観光地であるという自覚があるのか、むやみに声をかけてきたりはしないのでジョシの一人歩きでも大丈夫なようだ。
これが大阪だとどうなるかはわからない。
めんどくさいことを言うオッサンが声をかけてきたりするので観光のジョシなど注意が必要かもしれない。
そういう点で、大阪の人の観光地であるという自覚が少ないと思う。
また、声をかける事が「親しみの表現」だと思うのも身勝手なものだ。
そういう行為のある観光地というのは世界中どこでもマイナスポイントとなるので注意が必要だ。
また京都も大阪も観光地はポイントなんだけれど、そのポイントをつなぐ道中が京都の方が楽しいようだ。
だからバスや電車に乗らずに次の観光ポイントへ歩いて行く人が京都には多い。
そぞろ歩いてもなんとなく飽きがこないのが京都の特徴かもしれない。
大阪でもホントはそうなんだけど、歩くというのにあまり大阪の道は適していない部分もある。
人よりもクルマを優先して道を作っている気がする。
一方、京都では人の歩く道にタクシーなどが入り込んでイヤな思いをするのだけれど。
当方は線をつないでいく撮影をしているので、点は無視して歩いているのだけれど、いつの間にか点に向かって歩く人達と行き違い、そこかしこに観光スポットがあるのだとわかる。
その多くが神社仏閣なのだが、それが目当てでなくても線として楽しめるので京都は人気があるのだろうと思う。
人を呼ぶ観光地を作りたいのなら、ポイントだけでなく線で、できれば面で観光ということを考えた方がいいな。
また観光する人も線や面でその街を楽しめば、感じるものがもっとあるのかもしれない。


京都市下京区 西堀川通
コメント
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