Nonsection Radical

撮影と本の空間

日本の企業には出来なかったのか

2011年12月13日 | Weblog
ITmediaのこの記事を読んで、どうしてグーグルがやって、日本の企業がこういう事をしなかったんだろうと考えた。
いや、satoboの知らないところでしているのかもしれない。
また、新聞社や報道者がしているかもしれない。
でも、こうやって無料で誰にも開放しているのか?
情報を公開するというのは、こういう事が出来るのかと感じた。
カネにするために”だけ”に情報を発信する”だけ”でイイのか?
最近は、ネットで自社サイトの情報を小出しにして、続きは有料で、という「情報サイト」も多いが、公共の電波やネットを金儲けだけに利用するのも何だかなぁと思うのはいけない事なのだろうか。
普段金儲けしているんだから、何か公共的な出来事があれば、タダでも発信するのが公共財を利用するもののツトメだと思うんだけどな。
ストリートビューに関しては賛否両論はあるだろうが、何かを撮影し、何かを発信するという事には、個人でも企業でも賛否両論の意見を受ける事になるのは仕方ない事だ。
そういうものだから。
でも今回のプロジェクトにおいて、少なくとも震災の状況を見たい時には見る事ができる状態が提供されたのだ。
これって大切な事だと思うんだけど。
他のマスコミはそういう事をしてくれないよね。
日本の出来事であるのに、日本のメディアや企業が、こういうカタチで記録を公開してくれる事がないというのは、今後も何があろうとこういう情報を公開してくる事はないだろうと思っていいのだな。
アーカイブを有料で公開しますよ、というのと根本的に姿勢が違うのだ。
NHKだって3Dで高密度な映像を撮影しているはずだが、これをすべていつでも公開するという事はしないだろう。
公共放送だと言ってお金を取ってるくせに。
なんだか日本の企業では、こういう情報公開をするという思考が生まれてこないんだなと思うと残念だ。


京都市下京区 高辻高倉通
コメント (2)
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