闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
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経済性か安全性か?

2006年10月29日 23時19分47秒 | Weblog
ソフトバンクの携帯電話申し込みが殺到してシステムが停止しましたが
またまた今日再度停止しましたね~。
システム屋さんは、多分徹夜で処置をこうじているでしょう。
コンピュータへの入力作業も申し込みについていけないようです。

よくコンピュータがパンクしてしまう事があります、
システムの専門用語でパンクする状態になる事を輻輳(ふくそう)というのですが
パンクには2種類あり、通数輻輳と容量輻輳があります。

通数輻輳は一時に殺到した場合に起こるもので
容量輻輳はシステムで管理するデータ量が限界値に達した場合です。
今回のソフトバンクの場合は後者でしょう。

またコンピュータがパンクする要因にはハード的なものとソフト的なものがあり、
いずれの場合も設計時のMaximumの設定値が甘いから発生します。

ハードの場合はよくわかりませんが、ソフト開発の現場では
時には精緻な計算をしてMaximum設定値を決定する場合もありますが、
かなりいい加減に「この位なら大丈夫だろう」と
過去の経験から導き出した値に保険の値を加えたものを
Maximum値とする場合もしばしばです。

一般にMaximum値が大きく設定すればするほど、
それに比例してシステムは巨大になり、工数が膨らみ開発費はかさみます。
従って通常人命にかかわらない場合、十分安全なシステムを構築するより、
予算内に収める事が優先されますから、ケチなシステムでは
Maximum値が想定されるMaximum値より小さいのが普通となっています。
経済性と安全性、どちらをどの位優先するか、難しいところですね。

経営的観点からみると、システムがダウンして信用を失うより、
少々お金をかけても安全度を上げた方が良いと思うのですが。
システムもそうですが、コンピューターへの入力作業などで
事務処理が追い付かなかった事は明らかに経営層の判断ミスです。

ソフトバンクが今後どのようにして信用を回復するのか
経過を見守りたいと思います。


今日目に付いた記事:
 ・NTT東がIP電話の処理力増強、発着信1・5倍に
  こちらもシステムの設計・プログラミングミスですね...

今日のステータス:

今日のオススメサイト:
 ・goo テキスト翻訳
  ここもよくお世話になっております

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