闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

遅配の憂パック、幽パック、融パック

2010年07月08日 22時22分24秒 | Weblog
ついにこのブログでも「ゆうパックの遅配問題」に触れずにはおられません
全くマヌケとしか言いようがありませんねー、
原因は、上が現場の実態をあまりにも知らな過ぎました。

比較的ルーティーンな仕事では、工程がパターン化されていますから
テキパキと進みますが、そこに異質な作業が混入しますと
パターン化された工程が崩れ、作業効率が一挙に遅くなります。
その新たな作業も組み込んだ形でパターン化されるまでは
作業効率が以前より悪いですね、つまり離陸するまでの滑走時間が必要です。

ですから、現場では繁忙期における作業工程の変更を極力嫌います、
現場を知っている人間が統合スケジュールを立てていたら
お中元の時期に統合なんて絶対ありえませんよ。

私たちエンジニアでも、しばしば陥るワナですが
机上で数字だけを用いて、人員の配置などを考えてしまいます。
その最たるものが、「二分の一人」という現実ではありえない人数を
使う事もしばしばです。

例えば、「このプロジェクトでは、あと二分の一人足りないから
二分の一人だけ入れて、残り二分の一人はこちらのプロジェクトで使おう」
というような感じです。
これの意味は、ある一人の人が2つのプロジェクトを受け持ち
時間なり仕事量をそれぞれのプロジェクトで半人前づつ行うという事です。

机上では、このようにごく普通の人員の配分のように扱われますが
現実は、そう簡単な事ではありません。
両方のプロジェクトを担当する人は、それぞれの職場(プロジェクト)で
頭の切り替えが必要だし、相性の良い職場、悪い職場という事もある。
また、それぞれで仕事が中途半端になるので、トータルで効率が悪い。
こういう時に古からのよい言葉があります「二兎を追うもの一兎も得ず」

二分の一人な~んてのはまだ良い方で、場合によっては三分の一
四分の一なんて場合もありますからね。
そういう作業を割り振られるエンジニアは、本当に大変です。
それに引き替え、割り振る側の人間は、如何に自分が数字上で
きれいにエンジニアを配分できたかで満足しているのですから困る。

まぁゆうパックの遅配の原因はそれだけではありません。
甘い見積もりも原因です、作業量が倍になった時、
対応する人を二倍に増やしても捌ききれない場合が必ず出てきます。
何故なら、慣れた人と慣れていない人の間に、作業量の差があるからです。
そりゃそうでしょう、それでずっとやってきた人と、
昨日まで別の仕事をやっていたと、同等に合算するのはおかしいですよ。

むしろベテランの作業時間が、新人を教える時間にも費やされるので
作業量は倍にならず、1.5倍くらいにしかなりません。

そういう諸事情を汲んで、作業スケジュールを組まなければなりません。

ところで、今回の遅配原因になったスケジュ-ルや
タスクを考えた責任者はいったい誰だ?


今日目についた記事:
 ・「手を握る時は握らないと」みんなの党と?   今、総スカン食らっているのに、水を向けるか!?

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 自分が間違っているのにメーカーにクレームつけるな!