闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

技術の先細りは日本の危機

2009年03月17日 10時13分07秒 | Weblog
今日は朝から春の日差しで暖かいですねー、気候が暖かくなってくると
経済が冷え込んでいても、心なしか心だけでも上向きになるものです。
まぁ寒い気持ちでいるよりはいいでしょう

今朝のニッケイオンラインでリコーやトヨタの系列会社が派遣社員を使わず
直接雇用にシフトするらしいです、これは技術伝承など中長期的な観点から
製造業派遣を見直す動きの一端ですね。

私はその方向は正しいと思いますね。
確かに景気の波は今後もあるでしょうが、少子高齢化していく中で
一度削減した従業員は、原則、戻ってきませんから、技術や技能の伝承が
断ち切られてしまい、技術力の低下や競争力の低下につながります。

多くの場合、昔の徒弟制度は、前時代的で封建的な制度だと思われている
かもしれませんが、技術や技能というのは、教える側と習う側が密に信頼しあい
きっちり型を教える事により伝承されていくものです。
それに加え、習った側がそれをベースにして、自分なりの新しい事を取り入れ
さらに技術や技能を豊かにして次に伝承するものです。

高度成長の時代は、そのような制度が基本にあって日本は世界一の
技術立国になれたのですよ、にもかかわらず、大企業の利権に走る人間が
与党やアメリカナイズされた学者と結託して派遣を拡大し、
結果的に日本を窮地に追い込んだのですよ。
政治家や学者には、技術や技能の伝承がどんなに泥臭いものか
全然理解できていないでしょう、想像もできないはずです。

少子高齢化と技術立国という一見あたかも相反する事柄を両立できる
ビジネスモデルを確立しなければ、資源がなくマンパワーがなく
輸入頼み一辺倒の日本に、明るい将来などありません。
高齢者が外貨を稼ぐには、体力勝負の産業では無理だし、
結局、頭をつかう技術や身につけた技能に頼るしかありませんよ。
ですから、技術の先細りは、まさに日本国の危機ですよ。

あとは、先行した技術立国として、BRICSに続く東南アジア諸国や東ヨーロッパ
中東、アフリカ諸国を高度経済成長させるための手伝いをすることでしょう。
それと同時に、現在よりもっと人的交流が出てくると海外の若い人達が
やってきますから、日本も活気付くと思いますけどね。

まぁそのためには、もっと門戸を開く必要があるでしょう。
現在、介護現場の人材不足を補うために、フィリピンなどから介護要員を
受け入れていますが、様々な条件が厳しいのが現状です。
そのあたりももっと条件を緩和して、日本だけが有利になるのではなく
お互いにWin-Winの関係になるようにすると、
海外の人からもっと日本が魅力的に見えるのではないでしょうかね。


今日目に付いた記事:
 ・オバマ大統領、AIGの高額ボーナス支給撤回求める
  大体公的資金注入ですら反対の世論が強いのに、これは許されないでしょう

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 やっぱり日本は、再度、技術立国になる事でしか、将来がない。