闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

ソフト開発の闇

2007年07月30日 23時56分07秒 | Weblog
昨日の選挙の熱が収まらないようで、今朝も朝からワイドショーやニュースに
各党の人間が出てきて、いろいろやりあっている。
焦点は、自民党が大敗した理由と安部さんの責任問題。
まぁ一国民としては、そんな番組内での論争より、
今後の推移をみて、公約が果たされるかなどを判断したい。

今日、知り合いの企業さんから、ヘルプの電話。
製品に組み込んだソフトの動作が変で、製品のリコール騒ぎになっているらしい。
それにもかかわらず、ソフトを担当した人が退職されているので
ソフトを調べてくれないかと、うちの会社に白羽の矢が立った。

「最終的な製品の検査は・・・」とも思ったのだが、
随分お困りのようなので、今やっている仕事の合間をみて
少し調査する事にした。

他人が開発したモノを解析するのは、なかなか骨折り仕事だ。
何故なら、プログラムの書き方が異なるので
場合によっては、何が何だか全く分からない場合もある。

もちろん詳しい仕様書があれば、それと照らし合わせて
プログラムの解析をすすめるのであるが、
大抵の場合、仕様書が簡単なメモ書き程度の詳細が分からないものか、
ボリュームがあっても内容がいい加減なものが大半だ。

ソフト開発業界で、最もネックになるのが資料作りだ。
もちろん、その工程が大切な事は誰しも分かってはいるものの
開発納期が短縮される傾向が強い今、モノを作るだけで精一杯、

資料作りが後回しにされるのだが、後になればなるほど
バグの修正とかでますます時間がなくなり、
その結果、メモ書き程度の資料を作るのが精一杯となってしまう。
これでは、後を引き継ぐものに地獄が待っている。

それに加えて、技術者という人間で文章が上手い人に会った事がない!
下手でもいいから、的だけはしっかり書いておいて欲しいのだが
どうでもいいことはダラダラ書いてあって、
肝心の事は全く書かれていない!なんて事もしばしば。

家電を購入すると、大抵、取り扱い説明書というのが付いている。
今は、殆ど説明書を作成する専門の業者が書いているのだが、
昔は、開発した技術者が書いていたので、「わかりにくい」とか
「どうすればよいのかわからない」という批判も多かった。
それで大手の家電メーカーなどは、専門の業者を利用するようになったのだ。

うちの会社への依頼であるが、プログラムと一緒に仕様書も送ってもらうように
依頼しておいたのだが、こちらを満足させられる内容をあまり期待はしていない。
でも少なくとも、肝心のところはしっかり書いてある事を祈るばかりだ。


今日目に付いた記事:
 ・page/news/200707300024a.nwc">中国進出の中小企業 課題「賃金上昇」42% 体力なく移転できず
  ソフトの世界でも、中国の賃金が世界標準レベルになってきているので
  かなり厳しいですね。
  何しろインターネットで世界標準賃金がしらべられますからね。

今日の気持ちステータス:

今日のオススメサイト:
 ・保津川くだり
  京都の保津川(桂川)の公式サイト。今の時期なら、京都にこられたら
  是非オススメします!