闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

身障者と健常者の心の壁

2006年07月09日 21時24分29秒 | Weblog
今日はオフでしたが、知り合いの方がセミナーを開催されているので、
見学に行きちょっと身障者の方と触れ合う機会がありました。

その時の話、ホールのところで車椅子の身障者がちょっとの段差を
なかなか超えられない様子で、周りの人も手を貸そうとしません
それで近くにいた人に聞いてみたら、その車椅子の障害者の方が
常々健常者と同じように扱って欲しいと希望されていて
手を貸したら叱られるから傍観されているとの事。

私はそれに納得できず、車椅子を押しましょうかと言うと
「ありがとうございます、でも私は身障者として同情して欲しくありません
健常者と同じように扱って欲しいので手助けはいりません」との事でした。

その時は「そうですか」と応えてその場を離れたのですが、
帰り際、同じところでまた段差を越えられないようなので
再度、「押しましょうか」というと、「私は健常者と同じですから」
と先ほどの応えと同じでした。

私もそのまま立ち去れば良かったのですが、つい言ってしまいました。
「私は精神的に健常者も身障者の方も差別などしません、
 しかし、困っている人を見たら、健常者であろうが身障者の方であろうが
 つい手助けしてしまうのです」
すると「それはおせっかいというものです、これは個性だから
 放っておいてください」と言われたので
「では大変失礼ですが、あなた今、大地震が起こったらどうします?
 健常者は建物から走って逃げられますが、あなたは他人に助けを求めるでしょう。
 でも緊急時にはなかなか他人の事などかまってられないので
 あなたは大怪我をわれるか、へたしたらしにますよ」と言ってしまった。

私は引き続き「私にももちろん個性があります、また日々問題が起こります。
その時、自分でどうしようも無かったら他人に助けを請います。
個性だから放っておいてくれなんて言いません」

それから一言二言言葉を交わして、立ち去りましたが
それを見ていた知人は冷や冷やして見ていたそうです、
健常者の私が身障者の方をいじめているように見えないかと(笑)

帰る道すがら「さっきあなたが仰っていた事は正しいですよ、
あの人は頑固だから・・・」と話かけてくるオジさんがいました。
そこでまた一席打ってしまいました。
「正しいとか間違っているとか、頑固とか柔らかいとか関係ありません、
他人が困っていたら助けようとする気持ちが起こるのはあたりまえでしょう。
それはコチラの気持ちの問題です。私が正しいというのは違います」
おじさんは「そうですか」と一言残して立ち去っていきました。

その後、知人とお茶して駅に行きました。
そうしたら向かいのホームに、なんと問答した車椅子の方がおられました。
その時、向かいの電車が来ると、車椅子の方から頭を下げて頂きました。

「そんなに頑固な人じゃないやん」と思いました。
思うに身障者の方にお仕着せの親切をされる人が沢山います、
多分、今日お会いした車椅子の方もそのような扱いをずっと受けてきたから
健常者と同じ扱いに・・と思われていたのかと推測します。

私は常々今の日本が間違ってなぁと思う事の一つが身障者の方への応対です、
過剰な手伝い、過保護な扱い、これは間違っています。
それこそ身障者だからとどこかで差別しているのではないでしょうか。
私は身障者の方だからといって別に過剰なサービスなどしません、
困っておられたら健常者の方が困っている時と同じように手助けはします。
差別していなから、身障者の方とも同じステージで議論します。

それを見て冷や冷やしている人の方こそ身障者の方を差別しているようにしか
見えない私は間違っているのでしょうかね?
今日はそう意味で考えさせられる一日であった。


今日目に付いた記事:
 ・小中校で通知表廃止 年4、5回評価 埼玉県熊谷市教委
  これも行き過ぎているような気がするのですが・・・

今日のステータス:

今日のオススメサイト:
 ・日本絶滅危機動物
  原因の多くは人間の存在です。悲しい・・・どうして共存できないのか