闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

ザ・祇園祭~地元のジレンマ~

2006年07月01日 21時41分12秒 | Weblog
今日から7月、2006年も半分過ぎ去ったわけだ、早いものである。

京都の7月は祇園祭の月である、今年の宵宵山、宵山は土日に当たるので
例年より多くの人出が予想される。観光客も多いだろう。
京都に沢山の観光客に来て頂くのは大変結構な事である。

しかし、地元に住んでいる者としては困る事も多い、
まずは交通規制だ、山鉾は各路地で組み立てられるから交通規制が敷かれ
路線バスでさえ路線の変更を余儀なくされる、
宵宵宵山~宵山は京都の中心部分にホコ天になり周辺部は大渋滞だ。

もう一つはゴミの問題、人出が多いという事は必然的にゴミも多い。
ゴミの量は半端じゃない、町内の人たちはゴミ掃除で仕事もままならない。

更に宵宵宵山~宵山の間、祇園祭の範囲内にある会社では残業はままならない、
窓の外を見ると沢山の見物客が居て、コンコンチキチンのBGMと歓声で
とても仕事ができる環境ではなくなる。
山鉾のある町内の人は山鉾の世話などがあるので原則仕事は休みである。

私は祇園祭自体あまり好きではない、
何故なら明らかに公家文化を意識した祭りであり庶民は参加できない。
それに何より蒸し暑い人ごみに出かける気力がない。
それでも毎年宵宵山などには出かけるが、あくまで友人と酒を飲む口実である。

そもそも祭りというものは、五穀豊穣を願ったり、子孫繁栄のための儀式であり
庶民と神様が一体となる儀式だと思っているので
庶民が参加できない祭りでは、全く見世物そのもだ。
ここでいう庶民とは町衆以外の一般人という意味である。

私がもし参加できるとしたら、岸和田のだんじり祭り、飛騨の御柱祭り、
東京の喧嘩祭りには参加したいと思っている。
ただ、山鉾を引いて路地をまわるだけの祇園祭とは違い
古代から続く「祭り」本来が持っているエネルギーがあるからだ。
古代においては若い男女が祭りの夜だけは自由に情を交わせる場でもあり
そういう意味でもエネルギーは必要であったろう。

それでも祇園祭は京都の3大祭りの中では庶民的な方である、
葵祭りや時代祭りに至ってはただの見世物行列である。

私自身、今年は仕事が忙しいので、祇園祭だからという口実をつけて
友人と酒を飲みに行く事もできないと思われる。
そうなるとますます祇園祭は面白くないものになる。


今日目に付いた記事:
 ・祇園祭 特集
  一応、お決まりとして...

今日のステータス:

今日のオススメサイト:
 ・財団法人日本盲導犬協会
  視覚障害者のたった2%ほどにしか盲導犬は行きわたっていません、
  その中でも盲導犬希望者がおよそ5000人、盲導犬は900頭ほど
  盲導犬育成には時間とお金が必要なんです。

「価格」は難しいね~

2006年07月01日 00時39分42秒 | Weblog
昨日は体調が悪かったのでブログを休みました。
おまけに今朝は寝坊するし、この季節は辛いですわ。

7月1日からタバコが値上がりになるので、買いだめに走る愛煙家が多いらしい。
中には十数万円分買いだめした人もいるそうだ、
タバコに十数万円も使うのなら、そのお金で禁煙治療受けた方が良いのにね。

モノの値段、販売価格はどのように決まっているか皆さんご存知だろうか?
スーパーとかディスカウントショップ、100円ショップとかで
「こんなものがこんなに安いなんて信じられない」というご経験はないでしょうか。

本来、売る側と買う側がモノの価値をどの程度と考えているかで
妥協点を見つけてモノとお金を交換する、その時の価値が価格である。
従って、同じモノでも場所や時代、歴史的背景、環境などの要素が
複雑に絡み合って価格が決定されている。

よくある例えだが、日本では水はタダ同然だが、
砂漠の国に行けば水は高価なものとなる。
最近はグローバル化してきたから、昔ほどではないにしても
確実に日本よりは高価である。

では現在のタバコの価格は適正な価格だろうか?
某大学の教授の試算では、1500円がタバコ1箱の適正価格だそうだ、
現在のタバコには、社会的コストや経済的メリットなどのお金が
全く含まれていないらしい。
適正価格が1500円だとしたら、愛煙家は激減するだろう。

現在のタバコは国、地方、特別などの税金で約60%強が占める
税負担の大きな商品であり、愛煙家はある意味、高額納税者である。
他人より税金を沢山納めて、日々発がん実験をしているのだから
国から補助金が出てもよさそうなものだ(笑)

ソフトウェアの価格はどのように決まっているか、
すべてではないが、大抵は開発費+諸経費に利益を見込んで
それを何本売れるかの予測を立てた値で割ったものだ、
簡単なものである。

ソフトウェアの開発では「人月(にんげつ)」という単位で計算する。
例えば、私一人が10ヶ月掛かる仕事は「10人月」と計算する。
10人月=1人で10ヶ月
では2人ではどうだろう、もちろん理論上5ヶ月で終わるはずだ。
5人で掛かればどうだろう、理論上2ヶ月で終わる。
従って、10人月という数字はスケジュール上の単位ではなく
ボリュームを表す事になっている。
5人で掛かろうが2人で掛かろうが、10人月のボリュームは変わらない。

スキルにもよるが、大体1人月40万円~100万円くらいだ。
それが適正であるかどうかは、技術的スキルを発注側がどの程度に
評価するかによって変わってくる。

知り合いの八百屋さんに野菜の価格はどうやって決めているのかと
たずねた事がある、何とも簡単な応えを頂いた。
「利益がなくならない範囲で近所の競合の八百屋よりちょっとだけ安い」
そこには経済学もお客の事も含まれていない事がわかった。

さて、あなたの給料は適正価格だろうか(笑)


今日目に付いた記事:
 ・ウルトラマンの敵“目元勝負” バンダイが怪獣モチーフ眼鏡
  めがねはいらないから、おまけらしきバルタン星人のマスコットが欲しい!

今日のステータス:

今日のオススメサイト:
 ・便利コム!! :「2006年カレンダー」
  こちらもいつもお世話になっております。