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アタマはたいせつです。

 いやはや早いものでもう3月に突入しましたね~
翌週には会社の関係で台湾に行かなくてはならなかったりするのですが、
それはそれとして、本日は久々のライダーネタで失礼いたします。

 私の愛用ヘルメットは SHOEIのX-Twelveなるもの。
実は最初にGB250クラブマンに乗った時から、過去ずっとSHOEI派でここまで来ております。

 最初に買ったメットはX8Rだったかしら。
今は亡き上野のバイク街、それもCORINのメット専門館みたいなところで買いました。
当時青山でバイトしていたのですがそこの先輩に気のいい方がおいででして、
その先輩にバイクの免許を取る話をすると、得意げに馴染みの上野バイク街に連れて行ってくれましたっけ。
当時はまだ20世紀の話です。今でもいい思い出でございます。


 そんな初代SHOEIメットから数回。
基本的にSHOEIのフラッグシップを買い続けておりまして、
X8R-hi、X-Eleven(大治郎モデル)、X-Twelveと来て次も当然SHOEIのつもりでおりました。

 が、グラフィックモデルは8万円からの高い買い物。
ここ暫く悩んでいる間に時間がすぎておりました。
ところが最近、友人のNSR氏がSHOEIの最新モデル X-fourteenを買いましてね・・・。

 そこで私にもスイッチが入ったわけです( ̄ー ̄)

 とはいえそろそろ私のX-Twelveも限界でしたので好機でもありました。
愛用の ミカ・カリオ モデルのメットも既に7年近く、
保険絡みの話ではありますが一般的にメットの耐用年数は3年という話もあります。

■ X-Twelveを買った時の記事です。≪2012/07/04≫
https://blog.goo.ne.jp/samurai_xiuhtecuhtli/e/269a67f9c1e8c5da406e881e13dfc2cd


 それではメット選び!

 よし決めた!
というわけでこんなメットを買いました( ̄ー ̄)♪

 我々の世代ですと、
魔界塔士Sa・Gaで荒廃した東京の辺りで6000ケロで売ってた”アライのメット”でございます。
少し世代を遡るとAKIRAの金田のバイクにもAraiのステッカーがありましたね~

『買うのはSHOEIじゃないんかいっ!』というお言葉が聞こえて来そうなところで御座いますが、
NSR氏が私も狙っていたX-FourteenのDaijiroモデルを買いやがりましたからね・・・(笑)
私としては同じものにゆくわけにもゆかず、
元々興味がないわけではなかったAraiのフラッグシップモデルに手を出したわけです。


 それでは早速開封。

 ん???なにやら質素な梱包ですね。
SHOEIのイメージですと専用のスチロールの梱包材があるのですが、ある意味エコ。

 出てまいりましたよ~。

 メット袋は【 SNC 】なるロゴ入り。Araiの帽体の規格の名前でしょうか。

 それではワクワクしながら本体を取り出します!

 今回買ったのは 【 RX-7X 】なる現行フラッグシップモデル。
ただ、モデル寿命が7年くらいの印象である各メーカーのヘルメットにあっては、
RX-7Xの発売自体が2015年位ですのでそろそろ後期にあたります。

 その意味では新モデルを待とうとも思ったのですが、こういうものはタイミングですからね。

 リアのデザインはこんな雰囲気。
このモデル、なんと 【 フレディ・スペンサー 40th 記念モデル 】です。

 スペンサーといえば私の大好きなライダーでございますので、
メーカー曰く「スペンサーのリクエストでAraiがレースのサポートをした当初のデザインを復刻」とくれば、
これは気にならないわけにはゆきません。

 個人的にはフレディ・スペンサーには、
タンデムさせて頂いて茂木のフルコースを走ってもらった恩もありますし( ̄ー ̄)。

 ただ、スペンサーは非常にファンの多い伝説のライダーですから、
同様にサポートしていたNANKAIブランドなどでも複数のデザインが存在しています。
その意味では好きなデザインは各々好みの別れるところかとも存じます。

 そんな中で私がこれを選んだのはその色味ゆえでした。
デザインは古いものの復刻ですので当然単調ですが、
赤と青(ロスマンズカラーの渋いほうの藍色に近い)の落ち着きつつも綺麗な色が好みでした。

 うーむ渋い。
所謂 Araiっぽさ としての極めて丸いシルエットの帽体も印象的です。
「どうせ衝撃なんて吸収しきれないんだから、丸い形状でさっさと逃がしたほうがいい」
その合理的発想にはとても同意するところです。

 駆け出しの頃、ライダーの大先輩に言われたことで今でも気を付けて居る事で、
「バイクに乗るんだったら、コケたら必ずバイクを蹴ってでも車体から離れろ」があります。
物理的にどうにもならない事象に絡んで被害を拡大するくらいならば、
見切りをつけてさっさと離れるが吉ということです。


 RX-7X自体のインプレは、
発売後時間が経過しておりますのでネットでも出尽くした感があり割愛させて頂きますが、

 SHOEIよりも大型のベンチレーションと、
帽体内部にも巡らされたダクトでかなり換気への配慮がされているようです。

 また、RX-7Xからの特徴的な機構がこちら。

 複雑な稼働軸を持つ 【 VAS 】なるシールドシステム。
従来モデルのAraiのシールド交換などではかなりシールドベースの印象が悪かったのですが、
VASは安全設計的な理由も兼ねて取り付け位置を下げつつ、
シールドの圧着性にも寄与する凝った構造ですのでVASはかなりの好印象です。

 また、シールドの開閉時の滑らかさは感動すら覚えるほどで、
SHOEIでは「バリバリ」と若干のガタを伴って開閉するのですが、
Araiは「スッ」と開閉できます。しかも全閉時のロックが非常に節度感よく「パチッ」と決まります。


 肝心のかぶり心地については、
聞きしに勝るメット入り口の狭さに最初は面食らいましたが、
(左右の毛髪が引っ張られて真面目にハゲそうです)被ると驚きの快適さ。
ホールド感の割に圧迫感はなく、重心バランスがいいので首を振ったときの負担が少ないです。
それと重量自体の実測は X-twelve と大差ないのですが、装着感覚はかなり軽め。


 そんな感触に気分をよくしつつ。
ここで Araiにしたもう一つの非常に大きな理由 を紹介。

 この2点、別売りではあるのですが、
【 PINLLOCKシート / PRO SHADEシステム 】です。

 PINLOCKについてはシールドを二重にすることで断熱層を作り結露防止するもの。
これはSHOEIの場合 X-fourteen を買うと標準で付いてきますがAraiは別売りです。
その分本体価格は Araiのほうが安いのでとくに不満はありません。
効果についても、最早ないことは考えられないぐらい便利ですので当然購入。

 それよりも、目的だったのは他方の PRO SHADE システム。
面白いことに ”シールドの外側にサンバイザーをつける ”ことができます。
それでは早速装着。

 こんな感じでシールドの外側にサングラス状のシールドがつきます。
普段は走行中に動くことがないようにロックがかかっていますので、
軽く手前に引きながらシャコッと下げると。

 遮光シールドに早変わり。
夕方から夜の利用を考えると全面スモークシールドは当然危険ですし、
さりとて2枚持つのは邪魔。そうなるとこの手の機構は非常に合理的です。

 私も持っているOGKのASAGIやSHOEI/Araiのツーリングモデルには、
”インナーサンバイザー ”形式で帽体内部に遮光シールドを仕込んでいるものがありますが、
ネイキッドやアメリカンならいざしらず、
流石にSSで使う気にはならない重量バランスや強度ですので好みの外でした。

 いやー。いいですねPRO SHADE。
実はツーリング先でArai派の皆さんが羨ましかったんです(笑)


 そして最後にこちらも対応。
今やツーリングに欠かせないアイテムである 【 インカム 】の取り付けです。

 Araiのチークパッドにはスピーカー用の窪みがしっかり設けられています。
X-Twelveには時代もあってか存在しなかった配慮ですが、
X-Fourteenにはしっかりあるようですね。時代だなあ。

 スピーカを設置し、ケーブルの取り回しをしたらばマイクを仕込みます。

 ここで内装の脱着をしていて思ったのは、
『内装の構成や各部の構造はSHOEIのほうが2世代ぐらい時代が進んでるなあ』でした。
思想の違い、というには違いすぎる内装やシステム的な洗練度の差がありました。
内装部材の脱着のし易さや、固定する際の構造はもはや別次元。

 どちらを選んでも後悔のない各社のフラッグシップですが、
システムとしてのヘルメット全体で見れば、
ディフューザーの構成なども含めやはりSHOEIのほうが優れている印象です。
半面、単純に人間が使うことを考えた場合、いい意味でファジーなAraiもとても好感触。
各社の違いが実に興味深いですね。

 そしてインカム本体も無事装着。
所定のスピーカースペースがあるおかげで、位置の微調整なしに音の聴こえもばっちりです。


 最後におまけ。
噂のこれもしっかり入っておりました。

 どう見てもご乱心したとしか思えない Araiさん? 的な女性の冊子。
いやーこれも時代ですね~。


 実はまだ装着して走れてはおりませんが、
部屋でニヤニヤしながら幾度かかぶってはおります( ̄ー ̄)。
翌週は台湾、その後年度末までは怒涛の業務ですのでツーリングはちょっとお預けかなあ。
早く走りたいです!できればどこかでキャンプツーリングもしたいなあ。

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