3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

ピアノの森 一之瀬海に惚れる

2019-04-27 17:38:41 | TVノート
毎週、楽しみにしている「森のピアノ」。
最終回まで見てしまったのに、また、やるっていうから、毎回録画して楽しみにみている。

個人的に子どものころからピアノを習っていたこともあり、才能あふれる小学生のリアルなコンクールの戦いの火花が面白すぎる。

タカビーのマルヤマタカコなんか感情移入してしまいそうである。

とりあえず、雨宮と一之瀬を比べる。

「冬のソナタ」でいえば、サンヒョクとチュンサンみたいに間逆なキャラクターである。
破天荒で天才肌の一之瀬海に比べ、親の期待を背負い努力型で地味な雨宮修平。やはり、天賦の才能をもつ一之瀬のことをみんな好きになるだろうなあ。

雨宮は父親が著名なピアニストで、母親も音大のピアノ科卒の教育熱心な裕福な家庭のお坊ちゃまで、一之瀬は、森の端というその地域では嫌われる劣悪な街の出身であり、母子家庭で母はバーのマダムである。

家庭環境の大きな格差は歴然としている。
本来なら一之瀬はその家庭環境がゆえに、生涯、浮かばれることがない。
しかし、アジノ先生という小学校の音楽の先生に見出され、その才能を開花させていくのである。
それは、奇跡である。
アジノ先生は世界的なピアニストだったのだが、交通事故で婚約者と自身の左手を怪我してしまいピアニストとしての生命を絶たれる。
世捨て人のようになり、地方の小学校の音楽教師となっている。それが奇跡を生むのである。

世の中には、天賦の才能をもっていても生まれた家庭環境がゆえに才能を開花させることなく死んでいく命もあるだろうと思う。

だからこそ、義務教育は無料で、しかもその教育内容は全国津々浦々、高いレベルのものであることが必要である。それぞれの子どもの才能を開花させ、豊かな人生を作るために重要である。

すべての子どもが天才的な才能を与えられているわけではないが、数学や絵画や音楽、体育など、必ずそれぞれ得意とする分野があり、個性を花開かせる必要があり、それが義務教育の使命だと思う。

森のピアノ、これからショパンコンクールに向かって、話は進む。
楽しみなのである。

最終回の録画を何度もみて、そのたびに涙が出てしまうのだ。アジノ先生に抱きつくシーンは本当に素敵だ。
多くの子どもたちがこのアニメをみてピアノを習い始めると良いと思うのである。
クラシック音楽に触れるのはピアノが一番だと思うのである。

アニメをまともに見たことがなかったけれど、何年ぶりかで「ピアノの森」にはまっているのである。




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