3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

私に残された幸せは〈マリエッタの歌〉歌劇「死の都」第一幕

2011-05-16 11:01:57 | 音楽ノート
Korngold(1897-1957)の歌劇「死の都」の第一幕、死別した愛する妻に生き写しの若い女性マリエッタに心奪われるポール。妻は清楚で美しい女性だったが、マリエッタはそれとは正反対な奔放で上品とは言えない女性だ。そんなマリエッタが歌うアリア、「私に残された幸せは」〈マリエッタの歌〉。昨日歌ってみた。

失った恋人に一目夢で逢えたら、と誰もが思う。
ましてや生き写しのような男性が女性が出現したら、心を奪われるだろう。それが本物の恋人とは違うとしても、思い出をたどるように愛してしまうだろう。
生老病死、愛別離苦、人間の哀切を思う。
失ったものを追い求めつつ、嘆きつつ、しかし、人は次の一歩を踏み出す。
人間には自然治癒力があると思う。

大震災で家族や配偶者、恋人を失った人も多くいるだろう。
愛の思い出をたどりながら、次の一歩を歩みだしてほしい。






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