教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

ハーブ園の白い花に集う

2016年09月22日 | 生き物

午後遅く。
東の空を見上げたら雲間に青空が!


嬉しくなってパチリ♪

久しぶりにハーブ園に行ってみると


この白い花に蝶、蛾、蜂、虻、蝿・・色々な昆虫が飛来しており
それを狙ってクモも潜んでいました。
まず目立ったのがこのツマグロヒョウモンのオス。下にハナバチ。


ヤマトシジミに


モンシロチョウたち


ベニシジミたちに


黒白の小さな蛾、シロモンノメイガ

まわりをウロウロしている間に空が暗くなってきてチョウたちは静止。
皆眠りについたように見えました。

フェンネルにはキアゲハの幼虫に

このアカスジカメムシがいました。いいなぁ♪

この場所だけで満足しましたが、帰り道にもよい出会いがありました。
つづけてご紹介いたします☆





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初秋の光景

2016年09月21日 | 自然

じたばたしているうちにもう9月後半。
こみちを歩きながら、ああ、秋だな~と感じた風物を並べてみました。


大好きなノブドウ♪
色づいているものはまだ少なめ。これからの変化が楽しみです。


夏の終わりから咲き出したオトコエシ。よくハナムグリの類が訪れています。


ヤマジノホトトギス
漢字をあてれば山路の、か山地の、なのでしょうか。
確かに森の奥深くにひっそりと咲いていました。

嬉しかった出会いがこちら


コバノカモメヅルです♪
いつもあてにしていた場所で見つけられなかったのでがっかりしていた
のですが、先日同じ場所で昨年より遅く小さな花をたくさんつけていました!


1cmほどの小さな花に小さなコハナグモ
ざっとみただけで6匹いましたが、もっといたかもしれません。
コハナグモの狩場として人気ということは、コバノカモメヅルには
いろいろな虫が飛来するのでしょうね。
受粉はどのような方法なのかな・・虫が受粉させているのだとしたら
今年は蜘蛛のおかげで難しくなってしまうかも?


オオトリノフンダマシの卵のう♪
周囲に母蜘蛛を探しましたが見つけられず。
コロンとして愛らしいトリノフンダマシの仲間に会いたいなぁ!


クダマキモドキの幼虫?かなり大きかったです。


なんて立派。トノサマバッタでしょうか。
あまりバッタの類は撮影しないのですが、思わず注目してしまう迫力が
ありました。

今年の9月は雨がちのどんよりしたお天気ばかりが続いていますが
この先どんな影響があるのでしょう。
静まりかえった森で立ち止まって考えました。


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きのこの森で出会ったハチたち

2016年09月20日 | 自然

多種類のトンボに会えた日は他にも嬉しい出会いがありました。


青いっ!秋ならではの蜂、ルリモンハナバチです。
今年も会えた~♪


土手際で何かを探すように飛び続けていましたが一瞬とまったところ。
手ブレして残念。。
花を訪れているところしか見たことがなかったので気になって調べてみると
ルリモンハナバチはある種のハチの巣に産卵し、ふ化した幼虫は
その巣の中の食料を食べて育つのだそう。

土壁を見つめて飛びまわっていたルリモンハナバチはきっと産卵できる
巣穴を探していたのですね。


満開を過ぎたツルボの花にいたのはジガバチ
イモムシを狩って土中の巣に運びこみ卵を産みつけるそうです。

木の杭の上で不思議な体勢をしているハチがいました。


ハキリバチの仲間のようです。なんて立派なアゴ!
お尻をあげてもがいていましたが、しばらくしたら歩き出しました。
この動きにどんな意味があるのでしょうか?

暗いところではキノコがたくさん出ていました。


テングタケの仲間。食べたら大変なことになりますね。


イグチの仲間。ビロードのような質感で美しい紫色をしていました。


キノコの軸を美味しそうに食べていた大きなカタツムリ
色も形もさまざまなキノコが出ていて見飽きませんでした。

秋ならではの風景に会いにまた森に行きたい!
晴れてくれないかな~。いいかげん青空を見たいものです。

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初秋のトンボ8種に会う♪

2016年09月19日 | 生き物

シマヘビに会えた森ではたくさんのトンボが飛んでいました。
ひとめ見てすぐ名前がわかるトンボは少ないので、胸横や
腹部先端など後で調べるときに役立ちそうな部分を撮影しました。


ひらけた明るいところにいたのはオオシオカラトンボ
翅の先端にうっすら色が。よく見ているはずなのに気にしたことがなかった・・。


木漏れ日の道沿いでよく見られたのがこのイトトンボ
イトトンボの類はとくにわかりにくいので色々な角度から観察したいのに
近づけばフワリフワリ。


じっくり調べてようやくホソミイトトンボなのだろうと思えました。

小高い開けたところで出会えたのは4種。
まず立派なサナエトンボが目の前にとまってくれました!

オナガサナエのメスのようです。
かなり近づいても逃げませんでした。

翅の先がこげ茶色の赤トンボが2種

切り株の上にいたのはコノシメトンボ


細い枝先にいたのは近所ではあまり見られないマユタテアカネ


そして馴染み深い赤とんぼのアキアカネ

山から下りてきてほの暗い小川ぞいを歩けば嬉しいことに
ヤンマの産卵シーンに遭遇しました!


美しい!そして腰が細い!
コシボソヤンマの名前が頭に浮かびましたが、よく調べてみると
このトンボはミルンヤンマのようです。大きな複眼が印象的でした。


湿った朽木のこの辺りに腹端を押し付けていました。
卵の状態で越冬するのだそうです。

撮影はできませんでしたがオニヤンマも優雅に飛んでいました。
短時間でこれだけのトンボに会えるなんて♪
久しぶりに太陽が見れた日だったからかもしれません。
この豊かな環境が変わりませんように。


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ヘビにカエル♪西の森で大好きな生き物に会う

2016年09月18日 | 生き物

遠出するのは何ヶ月ぶりでしょう?久しぶりに丹沢方面にでかけました。


緑が濃い♪蚊がたかってきますがやっぱり楽しい~!
このところあまり歩いていないので運動不足。ぜいぜいいいながら登り
明るいひらけたところに出ると


ミンミンゼミが目の前にとまってくれました。
翅に対して体長が短いですね~。


ちかくにヒメジャノメが低いところを飛んでいました。

やや暗く鬱蒼としたところでは

このクロヒカゲが♪
近所ではヒカゲチョウをよく見るけれどクロヒカゲはまれ。
暗すぎたので光をあてさせてもらったら美しい模様が浮かび上がりました。

大好きな水辺のじめじめコーナーへ行けば


大きい!クロコノマチョウがモデルになってくれました♪
間近で観察できたのはほんとうに久しぶりです。

水辺の生き物で期待できる組み合わせといえば蛇と蛙ですが
今回はツチガエルとシマヘビに会えました♪
以下両生類爬虫類が続きますので苦手な方はご注意ください☆

道を横断していたのは


小さくて灰色。小さないぼが全面にあるツチガエル。可愛いです♪

日当たりのいい腐葉土の上で休んでいたのは


おおっ!
喜びの声もひそやかにそっと近づくと


ツヤツヤ。華麗です。
はじめ黄緑色が強かったので若いアオダイショウかと思ったのですが
虹彩が真っ赤なので若いシマヘビなのでしょう。
シマヘビは気性が激しいということなので距離をとって観察。
数枚撮らせてもらったところで茂みの中へ姿を消しました。
あっ、また動画を録るのを忘れました。

この日は晴れて暑く、多くのトンボやチョウにも会えました♪
続けてご紹介いたします。

 


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9月二回目の教室 2色のキノコに出会う☆

2016年09月17日 | 教室風景

9月二回目の教室は小雨がぱらつくあいにくのお天気でしたが
お昼ごろには明るくなり、傘が必要でなくなりました。


雨の日は作品の乾きが遅く、ゆっくりペースで描きすすめていきます。
作品との距離をとり、表現したいものを見直すよい機会です。


2ヶ月ぶりの金曜日。精力的にもくもくと制作にとりくまれる皆さん。
お話のなかでにたくさんの気付きがあり、16年前このお教室が始まった頃
のことから今までのことをいろいろと思い返すことができました。
お話しくださったことに感謝し、初心忘るべからず、と肝に銘じました。

休み時間、傘を手に森へ行くと


何て綺麗な赤いきのこ!何かにかじられています。


きのこを裏側からみたところ。

近くにあったもう一種


はじめて見ました♪お茶の粉をふりかけたような深い色。


裏側から見ると綺麗なヒダがよっていました。

キノコ好きさんに尋ねると、赤いのはベニタケの仲間、
緑色のはアイタケではないかということでした。
紅タケに藍タケ!2色のキノコに出会えた嬉しさで蚊にさされた痒みも
吹き飛びました。


ひたすら枝の一部になりきっていたナナフシはトビナナフシかな?


懸命に吸蜜をしていたイチモンジセセリの眼には小さな雫がのっていました。

こんなにも長くじめじめしたお天気が続いて森の動植物もとまどっているはず。
快晴のもとのびやかに飛び回る蝶たちを見たいものです。

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ありがとうございました☆

2016年09月16日 | その他

9月7日より始まりました個展はおかげさまで先日無事終了いたしました。


前半は真夏のように蒸し暑く、後半は秋雨前線の影響で曇りがち
夏から秋へめまぐるしく季節が移り変わったように感じた9日間。


今回も嬉しい出会いがたくさんありました。


久しぶりに会えたお友達


初めてお目にかかった方々


こちらのブログがご縁でお会いすることができたかた


いつも気にかけて見守ってくださる方々

お忙しい中ご来廊いただきました皆様、スタッフのみなさま
誠にありがとうございました。


素晴らしい出会いに感謝しながら片づけをしました。


作品展のお知らせ記事に長い間おつきあいいただきまして
ありがとうございました。

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Iさんの日本画完成

2016年09月15日 | 教室風景

Iさんは鎌倉のお寺に取材されました。


「凍てつく朝」  日本画  M10

鎌倉明月院「悟りの窓」に想を得て、雪あかりがやさしく辺りを照らす
真冬の情景を力強く表現されました。凛と引き締まった空間に鉄瓶の
湯気と火鉢の炭が温もりを添えています。心穏やかになる作品です。

近づいてみました。

いちばん大切にされたのは光の流れ。丸窓からの光が室内全体に
広がるさまがごく自然になるまで描いたり消したりを繰り返すなかで
重厚さと味わい深さが増し見ごたえのある空間と物語が生み出されました。

つくり、こわしてまた積み上げる創造作業を楽しんでおられるIさんの
過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の
中のIさんのページにされています。ぜひこちらもご覧下さい。


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あと二日です☆そして森のきのこ2種

2016年09月14日 | その他

7日から始まった作品展の会期も残すところ今日明日の2日間となりました。


昨日は朝から降ったりやんだりのあいにくのお天気でした。
雨のなかお出かけくださいました皆さま、ほんとうにありがとうございました。

私が家を出るときはバケツをひっくり返したようなどしゃ降りだったため
昨日森ではいていた泥傷だらけのミツウマの先丸付き農業長を着用したものの

素敵な自由が丘の街に着いた時には雨が降っておらずがっくり・・。
予報をみるとなんだかすっきりしないお天気が続くようですが
なんとかお日様にがんばっていただきたいものです。

本日水曜日は午後より在廊いたします。
お近くにお越しの方はぜひお立ち寄りください。





自由が丘 もみの木画廊


一昨日の森で見つけた秋、きのこ2種をご紹介いたします。


ひとつめはホットケーキにチョコをのせて焦がしてしまったようなこのきのこ。


裏側から見ると細い鍾乳石が垂れ下がっているようです。
きのこ好きさんに尋ねるとケロウジやカノシタの幼菌かな?


ふたつめは白っぽく淡いピンクの点々が飛んでいた可愛いきのこ


裏から見ても綺麗。軸もやや桃色がかっています。

サクラタケなのかサクラシメジなのかベニタケの仲間?う~ん。
きのこは種類が多いのですね~。私はきのこばかり見ていましたが
まわりにどんな木が生えているかなど環境を観察するのが大事なのだと
教えていただきました。







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9月最初の教室 ナンバンギセル咲く

2016年09月13日 | 教室風景

上郷森の家教室の新学期がはじまりました♪およそ2ヶ月ぶりです。
晴れて窓からの風もここちよい快適な一日でした。


「もういろいろ忘れちゃった~」と笑いながらも描きはじめれば即、集中。
11月の作品展に向けいよいよ準備も始まりました♪


午前中にIさんが日本画作品を完成させました。
のちほどご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

横浜自然観察の森を歩くのも久しぶりです。


8月の森はまったく見れなかったけれど、秋が始まっているかな?
やけにキイロスズメバチが多く注意しながらゆっくり歩くと


ススキの根元に寄生するというナンバンギセルが出ていました。
黒い玉のようなものは何だろう?初めて見ました。
中を開いてみてみたい衝動に駆られましたがこの植物を楽しみにしている
方々がおられるはずなので遠くから眺めるだけにとどめました。


センニンソウにクズの花が盛りで甘い香りが漂っていました。

アゲハの類は高いところを飛びまわっていてまったく撮れず


ヒカゲチョウがよいモデルになってくれました。
眼が猫のよう♪


サトキマダラヒカゲも朝日をあびてじっとしていました。
夏のはじめは2種とも暗いところでしか会えなかったのに。

たびたび見られたのが赤とんぼ。


とまってくれたのはこのリスアカネ。
7月に見られたハラビロトンボ、オオシオカラトンボ、カワトンボなどの姿は
ありませんでした。

蝉時雨はツクツクボウシが主でミンミンゼミが少し混ざっているくらい。
森の緑色もくすみ始めていて、夏が遠ざかってしまったのを実感しました。

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