京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

ささやかにクリスマス・ディスプレイ

2010-12-20 22:28:06 | 季節のことば
クリスマスグッズを飾ると一挙にムードが高まります。

         
         毎年、リベラさんにヤドリギが入ったらとって置いてと
         お願いしてあります。今年は見事に球体に枝別れした1本の枝。


1200年以上も昔に詠まれたヤドリギが万葉集に登場します。
「あしひきの山の木末(こぬれ)のほよ取りて かざしつらくは千年(ちとせ)寿(ほ)くとぞ   大伴家持
(山の木々の梢のヤドリギを取って、髪に挿したのは千年もの長寿を祈ってのことです)
このホヨがヤドリギのこと。生命力の強い常緑のヤドリギにあやかって髪に挿したのです。
これは750年正月2日の歌。古代から世界的に長寿や幸運の願いを込めた緑だったのですね。
                        
         
         ディスプレイも場所が狭いこととと、何より面倒になって
         縮小傾向です。今年は()ベル中心に。


昨年いただいたエンジェルの楽団

         
         チェコで買ったトナカイさん


毎年買い揃えているジアンのクリスマス・プレート

         
         裏にも価値あり。

寒い朝の会話

2010-12-19 22:58:26 | ちょっと立ち話
ゆっくり起きた朝、カーテンを開けると誰かさんの車の上でノラ君が朝寝中。

        
        早朝お出かけした車らしい。
        「エンジンがあったかいんでしょ?」

        
        「キッ 気持ちよく寝てんのにィ。
         なんか用かよォ
        「いえ…すみません、ごゆっくり

        他の車には霜がおりていましたもの。いい場所見つけてよかったね、
        って思っただけよ

        
        IMO-TOがこまこま、あれこれ詰めて送ってくれました。
        慰問袋みたい。「だってお宅は量が多くても困るでしょ
        お互いにごもっともな家族人数です。

              
              クリスマスカード by IMO-TO


「壁に張れる可愛いサンタを見つけたのよ
真ん中のサンタさんの端っこにボタンが付いていて、押すと
ライトが一つ(一人)づつ光り、クリスマスソングが流れます。
けっこう凝ってるんだ

             
             IMO-TO製作のカレンダー。裏が7月~12月。

             一つづつ期待しながら楽しんで開けました

街中がきらめく季節

2010-12-18 22:21:09 | ちょっと立ち話
どこもクリスマスイルミネーションが華やか、足取りも浮き立つ季節です。

             
             毎月、清川妙先生の講義を聴きに行く山の上ホテル、
             本館のエントランス。

        
        別館ロビーの飾りつけは毎年趣向を凝らして楽しませてくれます

             
             別館前のクリスマスツリーはちょっと小さく

        
        銀座のデパートのショーウインドウ。眺めているだけでウキウキ

             
             ミキモト伝統のジャンボクリスマスツリーは今年で
             31本目。今年は群馬県嬬恋村から大型トレーナーで
             運んできました。高さ10メートル樹齢約40~50年。
    
        
        11月8日に点灯式が行われて以来、銀座のランドマークと
        して輝いています やっぱり夜に見たい。
        12月25日のお役目を終えたモミの木は抽選で東京近郊の
        公共施設に寄贈されます

チャペル・コンサート

2010-12-17 23:50:42 | ちょっと立ち話
ルーテル教会のクリスマス・キャロルのコンサートに誘っていただきました。

  
  クラシックをアカペラで歌う5人の女性グループ「Aura(アウラ)」が歌うクリスマス・キャロル
  時には高く、時には太く、素晴らしい声。まさに究極の楽器。ハーモニーも素晴らしく、
  また、教会の礼拝堂という場所も雰囲気が出て、心が洗われる歌声に酔いしれたひと時でした。
  先日訪れたイタリアのドゥオモなどで聞いたらどんなにか荘厳だっただろうと想いを馳せました。

コンサートの前に新宿で待ち合わせて、京王デパート8Fの「ル・ビストロ資生堂」で
  先ずちょっと早めのディナー。
  コンサートの写真は撮れなかったので、ディナーの写真を

        
        前菜はキッシュ。


パンにはいつもこの小さなパテが付いています。

        
        コーンスープ
        

魚はホタテの蒸し煮。

        
        肉はイベリコ豚のカツレツ(お隣さんのお皿を失礼して

        早い時間だったので、メインを魚か肉を選ぶ軽いコースにしました。
       
    
    ワゴンサービスのデザート。

        
        全部をチョイスした人あり。

        
        私のチョイス。デザートをこんなに食べたら、軽い食事とは
        いえませんねぇ

身も心も癒された夕べでした。

松葉がに解禁

2010-12-16 22:39:52 | 
日本海の冬の味覚、松葉ガニが11月6日に解禁になっています。
丹後の宿ではお目当てのカニがフルコースでした。

        
        先ずは茹でたカニをカニ酢で。この辺りではぺットボトル入りの
        カニ酢が売られているんですねえ、さすがです。

        
        続いて蒸しガ二。

        
        カニ爪のコロッケ。
        他にもカニ入りのメニューがいろいろありましたが

        
        ホテルから眺める宮津湾、正面に天橋立。
        

ついでに京都でもこの季節ならではのものは必ず買って帰ります。
             
             和菓子の亀屋則克は昔ながらの座売りの店。引き戸の
             前に暖簾がかかっているだけ。初めての時はおずおず
             と戸を開けた記憶が。生菓子は予約。季節の干菓子が
             畳のたたきにに並べられている。デパートなどに出店
             していないところがいい。
             
        
        来年の干支と歌会始の御題をテーマにした干菓子が作られる。
        で、うさぎをお土産に買いましたが、これ、秋の観月の時用と
        いう人がいました。干支のうさぎは他にあったのかしら…
        可愛いから、ま、いいか

この季節ならではの千枚漬けもあったのですが、撮影する前に食べてしまった…

旅の終わり

2010-12-15 22:50:09 | 
帰りたくない帰り道…

         
         京都東インターから名神に乗ったのは午後2時30分、山科から
         大津へ抜けると、いよいよ京都ともお別れ


琵琶湖を過ぎたころ、小さいながら富士山のようなきれいな山が
現われる。往きにはこの山が見えてくるといよいよ京都に近づいた
と感じるランドマーク。近江富士と呼ばれている三上山だ。

         
         滋賀県と分かれる辺りだったか…このあたりを走る時、
         平家物語や太平記の海道下りの段をいつも思い出す。

         …逢坂山を打ち越えて、瀬田の唐橋、駒もとどろに踏みならし、
          ひばりあがれる野路の里、志賀の浦浪春かけて、霞に曇る
          鏡山、比良の高嶺を北にして、伊吹の嵩も近づきぬ…(平家物語)

         道すがらを描写する道行文と呼ばれる書き方、まさに描写通り
         の地点を走っている。
         

小牧のジャンクションあたり。中央道に入る。

         
         中央道に入ってからは緩やかな山道、あかあかと夕日が射して、
         遠山や林がまるで紅葉のように赤く輝いている。


すっかり葉を落とした枯れ木も燃えたつような赤や金茶の色。

         
         土岐のあたり、この辺りは実際の紅葉も美しく、その時期は
         走るのが楽しみな道。
         

お約束のミラーに映る落日。

         
         背中から追いかけてきたお日様もとうとう山の向こうに
         沈んでしまった。恵那のPAで一息、薄暮の空に三日月が
         絵のよう。これから3時間、ナイトブルーの中央道を
         ひた走って、今年の京都旅は終了。

御幸町つばき

2010-12-14 22:25:21 | 
京都ツウの友人が教えてくれた京料理の美味しい店。

              
              1階はカウンター11席のみ、目の前で料理人さんたちが
              キビキビと調理する姿を見ながらの食事は味に興味が
              沸いてくるような臨場感があります。

         
         先附けは鰆と白豆腐の蕪あん、すり柚子
         

向附けはお造り。鰤と鯛と…

         
         椀物、これは上ランクコースに付いています。聖護院大根・合鴨・九条葱
         

焚き物は揚げ蟹しんじょう・小松菜・蒸小芋にべっこうあん

         
         椀に蓋をしたあと、水をパッとかける
         初めはかかったのかと思ったが、どのお椀にもわざわざパッ
         目を瞠っただけでその意味を聞き忘れた


ご飯は鰤味噌茶漬け。


この鰤味噌が美味しくてテイクアウトもできるというので
お買い上げ。かけ紙の手作り感がいい

         
         目の前のガス台に次々炊き上がっていく釜飯はインパクトがある。


釜飯は上コースのご飯でした。

         
           蒸穴子と海苔の釜飯。


赤だし

         
         デザートは椿餅にっき風味

産地直送の鮮魚、朝採りの美山有機野菜など季節の食材を吟味してしているそうです。
  素材の味が生かされていて美味しいかったのは勿論ながら、リーズナブルなお値段が
  この時代に良心的。
  メニューは月替わり、お正月の特別料理を食べてみたい
        

夷川(えびすがわ)邸

2010-12-13 22:43:46 | 
夷川邸はホテルフジタ京都の別館、ステーキハウスとして使われていますが、
そのホテルフジタは来年2011年1月29日をもって営業終了となります。

              
              夷川邸は藤田伝三郎男爵の京都別邸として明治40年に
              築かれたが、元は角倉了似が徳川家康から賜ったこの地に
              構えた屋敷であった。

         
         現在はホテルフジタ京都の別館として結婚式などにも
         使われています。
         
              
              明治建築の粋をこらした総桧造り。

         
         四季折々に風情が楽しめる庭園。


畳敷きの廊下を導かれた奥がステーキ割烹「近江」

         
         掘りごたつ形式の鉄板カウンター。


いよいよオードブルから始めま~す

         
         かぶのスープ。超美味
         

まずは野菜を焼いてくれます。2種類のたれ。

         
         サラダ。白い透き通ったシラタキ状のものは海水晶という
         海草を加工したものだそうです。ぷりぷりして美味しかった


私のステーキは70g、焼き方はウエルダン、でもやわらかくて
おいし~い

         
         ご飯と漬物。万古焼きの急須のように見える容器はしょうゆ差し。
         

デザートは柚子のシャーット。

         
         コーヒーも付いています。


ホテルフジタはロケーションがいいので、何度か宿泊したことも
  ありますが、夷川邸に入ったことがなかったので、思い出に一度ステーキを
  味わってみようと予約しました。味もよく、雰囲気も最高なのに、残念
  ホテルの方は壊されることに。マンションになるという噂です。
  夷川邸は保存されるらしいと言うことですが、ステーキハウスも終了とか。惜しい…
  来年1月はフィナーレのプランが予定されているようです。
              

下鴨神社・糺の森

2010-12-12 22:15:04 | 
世界遺産・下鴨神社の紅葉はこれから。

          
          下鴨神社は上賀茂神社と並んで京都で最古の神社。
          3万6千坪の敷地は自然のまま、社の南に広がる森は
          糺の森と呼ばれ、神々が審判をした場所と伝えられています。

              
              何百年も経た木々は天高く枝を伸ばし、色づいた
              モミジも鮮やかなトンネルを作っています。


森の中を流れるせせらぎは泉川。古来から歌に詠まれています。

              
              氏子・農会の人々が泉川を毎年清掃し、蛍の幼虫を
              放した結果、絶滅していた蛍が昔のように復活した
              そうです。
              6月の初めに、蛍の茶会が開かれます。
              
         
         西の鳥居の前にあるのが大炊殿(おおいどの)。神様にお供えする
         飯や餅などを調理する台所。入り口に大きな竈(かまど)があり、
         流し台や用具棚が再現されています。
         拝観料500円が必要ですが、公開されています。

              
              大炊殿の塀の中から眺めた西の鳥居と紅葉。
   

大炊殿はこの中。
        
              
              苔の庭にはカラタチバナの赤い実がいっぱい、ひとひら
              の黄色い落葉とコラボのアクセサリーみたい。
    
              下鴨の糺の森は丁度今頃が見ごろ。真っ赤に燃える紅葉の
              トンネルの下に神々が集まって審判をしているかもしれません。
                 

名残の紅葉あでやか

2010-12-11 23:51:38 | 
妙心寺の塔頭、退蔵院へ。もう散り過ぎていることと思いつつも。

 
現在妙心寺で公開している塔頭は4箇所。その一つが退蔵院。今から600年前に建立された寺で、
40余りもある妙心寺塔頭の中でも屈指の古刹である。
この庭は余香苑といい、右手奥の深山幽谷を思わせる木立、中央に枝垂れ桜、夏はこの池を蓮の花が覆うという。

         
         抹茶がいただける(有料)大休庵からの眺め。
         中央にある垂れ下がった枯れ枝は紅枝垂れ桜。
         
               
               今まさに紅葉真っ盛り。

         
         このモミジを裏側のあずまや風休憩所の窓から切り取る。
         

朝の光が当たって一層鮮やかに透き通るような赤になる。


おまけ:退蔵院ではないけれど…
         
         広い広い妙心寺の境内を歩いていたら、非公開の塔頭の門前に
         名残を惜しむ人を待ち受けているようなあでやかなモミジが一本。
         満足しました。