京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

人生の扉

2007-06-09 21:52:01 | ちょっと立ち話
竹内まりあさん6年ぶりのニューアルバム
すぐに買いました。竹内まりあさんの詩が大好き

        
       
人生はまるでデニム。使うごとに色あせたり破れたりしながら
風合いを増したゆく。愛したり悩んだり笑ったり泣いたりしながら
自分だけの色合いになっていく人生と似ている。
…というのが「デニム」というアルバムタイトルの理由だそうです。

ラストに納められている「人生の扉」に共感

  春がまた来るたび ひとつ年を重ね
      :
  気がつけば五十路を 超えた私がいる
  信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
  どんな小さなことも 覚えていたいと 心がいったよ

そして、20代~80代を、面白い、楽しい、ステキ…と形容する。
90歳過ぎても私は多分元気でいるでしょうと。



  満開の桜や 色づく山の紅葉を
  この先いったい何度 見ることになるだろう
       :
まりやさんは50歳を過ぎたら、あと何回桜を見られるだろうなんて
思うんだとびっくり
まりあさんは私よりちょっぴり若いけれど、
私は、イヤだなあ位の気持ちで漠然と50歳を越えたように感じる。

  君のデニムの青が 褪せてゆくほど 味わい増すように
  長い旅路の果てに 輝く何かが 誰にでもあるさ

年をとることはそんなに悪いことじゃないと思えるようになるのは、
年をとってから。
まりあさんも確かに50歳を過ぎたんだァとその詩の実感で思う。

ゆるやかなまりあメロディに乗った言葉の一つ一つに自分の人生が
重なって、思い出したり考えたり、素直に心に沁み込んでいく。

年を取ることに対して贈られた気負いのないエールです

        

まりあさんの「人生の扉」に感動したら
五木寛之さんの「林住期」もついでに読んじゃいましょう
50歳が人生のターニングポイント。
50歳から70歳を林住期というんだそうです。
生理的に若いだけが美しいわけではない、いい女というのは50歳から、
というのが持論だって
さて、五木さんは林住期をどう生きよと言っているのでしょうか