人生山あり旅あり休みあり♪

山登りと旅行の雑記帳です。

北岳バットレス四尾根

2010年07月20日 | クライミング
三連休を利用してYさんと北岳バットレス四尾根に行ってきました。
といっても四尾根は超人気ルートで連休には毎度のように渋滞が発生するため、1日休みを取って行ってきました。

八王子を9時出発。さすがに3連休の最終日ということもあり下り線はすいていた。
芦安駐車場に11時着。そこからバスで広河原へ。

広河原から白根御池小屋まではひたすら登り。
久々にギアを担いでの登りは体にこたえた。

デナリから帰国したばかりのYさんは体力が有り余っているのか、私よりもかなり早いペースで歩いていた。

白根御池小屋ではYさんの知り合いの蝸牛山岳会の人たちと遭遇。
今日四尾根を登ってきたということで情報交換した。
今年は残雪が多いといことで、四尾根の取り付きまで50mくらいの雪渓があるということであった。
念のためバイルを持ってきてよかった。

ちなみに予想通り、今日の四尾根は4パーティーほど入っていて大渋滞していたということである。


(白根御池小屋から明日登るバットレス方面)



朝5時起床。6時出発。
出発しようとしたところ小屋の管理人に、今日は大型ヘリが来るからテントを片づけてから行ってくれと。
そういうことは前日に行ってくれ!ここで15分ほどロス。

さらに、途中の分岐で左俣を行くところ、右俣を20分ほど間違えて登ってしまい、ここでも30分ほどロス。
今日は幸先が悪いぞ。。

ようやくバットレスの取り付き下の雪渓に到着して休憩。

雪渓はあまり傾斜はないものの滑ったら結構怖そう。
ところどころシュルンドもあり危険なので、ロープを出しYさんにダブルバイルで登ってもらった。
もしバイルを持ってこなかったらたぶんここで撤退してたと思う。



雪渓を抜けると下部岸壁取り付きに到着。
われわれはbガリー大滝を登った。




3ピッチで草付に出て踏み跡をたどって四尾根取り付きへ。
ここからようやく四尾根が始まる。アプローチが長い!

1P目はいきなりV級のクラック。フットジャムを効かせてクリアー


その後は快適な岩登りが続いていく。


登り始めて1時間半ほどで核心部の三角形の垂壁に到着。
トポでは垂壁と書いてあったが、実際には80度くらいの傾斜で核心も1手のみ。
そんなに難しくはなかった。

核心を越えると通称マッチ箱と呼ばれるところへ。
ここで懸垂でマッチ箱のコルに降り、登り返す。
写真はマッチ箱のコルから登り返しているところ。


ここで単独行のおじさんに追い抜かされる。フリーソロなので我々より断然早い。
ロープワークで手間取っているすきに先に行ってもらった。


最後は息も切れ切れで頂上に到着。





ここで最終バスの出発時間まで2時間半しかないことに気付く!
頂上でつかの間の休憩の後一気に広河原まで下山。
ここはもう下山パワー全開でした。

バテバテの中、出発10分前になんとか最終バスに滑りこむことができた。
めでたし


最新の画像もっと見る

コメントを投稿