鳩屋敷。神奈川県鎌倉小町2-1
1989(平成10)年5月16日
「鳩屋敷」とは鳩小屋状態になっていたためにそう呼ばれていた。鎌倉駅の北の踏切の通りにあって、「小町通り」のアーチもかかっている商店街である。駅のホームからも見えたそうだ。
住宅には見えず、なにか公共性のある建物のようである。町役場のようでもあるが、そんなものが写真のような状態でほおって置かれるとも思えず、病院かなと推察していた。ネットで調べるとやはり病院だった建物で、『神奈川県文化財調査報告集 第44集』(神奈川県教育委員会、1984年)に「昭和5年築」となっているという。病院名は不明らしい。洋館の後ろに赤い屋根の日本家屋がくっついている。病院の院長宅だろうか。
この廃墟には、後ろの家だったかもしれないが、住んでいる人がいて、その方が亡くなられた後、2007年1月に解体された(『 神奈川の産業遺跡・戦争遺跡> Hospital 』)。現在は駐車場である。
| Trackback ( 0 )
|
|
佐渡島には産業遺産も含めて、いろいろ興味深い物件がありそうです。