
土浦まちかど蔵・野村。茨城県土浦市中央1-12。2006(平成18)年11月5日
中城通りに、「まちかど蔵 大徳」と向き合って、元砂糖店「野村さとう店」の店舗と袖蔵が通りに面して、旧水戸街道の景観を残している。「大徳」と同様に土浦市が管理する観光施設および地元のコミュニティの場になっていて、「大徳」が母屋の内部を見せるのを主にしているのに対して「野村」は「蔵」というカフェで飲食を受け持つ形だ。
出桁造りの店舗兼母屋は明治中期の建築。その右の土蔵が「袖蔵」、その後ろの蔵が「文庫蔵」で、共に明治前期のもの。文庫蔵の斜め後ろには明治25年に造られた煉瓦蔵がある。いずれの建物も、平成14年に「まちかど蔵」として整備するための改修をしている。

土浦まちかど蔵・野村の袖蔵と文庫蔵。土浦市中央1-12。2006(平成18)年11月5日
文庫蔵とは商品やその材料以外を収める蔵のことをいうのかと思う。つまり商売の帳票や書画骨董をしまったことからの謂いだろう。
袖蔵の前に電柱が立っているが、現在の中城通りは電線を地下に埋めたため、電柱はない。

土浦まちかど蔵・野村の煉瓦蔵と文庫蔵。土浦市中央1-12。2006(平成18)年11月5日
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