ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




杉田商事。中央区日本橋浜町2-12。1987(昭和62)年4月26日

前の通りは清州橋通りで、写真右のガソリンスタンドは金座通りとの久松町交差点の角にある。3階建ての古いビルには看板がなくて空家のようにも見えるが、1986年の住宅地図では「杉田商事㈱」。1955年頃の火保図に「杉田製綿工場」、1979の住宅地図に「杉田製薬工場」とあり医療関係の会社だったようだ。建物は昭和11年の火保図に「タクシー(防火建築3階建)」とあるビルと思われる。
GSは「日本石油久松町給油所」。
後ろのビルは「エスエス製薬本社ビル」。「エスカップ」などで有名な市販薬の会社だ。明和2(1765)年に創業した「美濃屋薬房」が前身で、「エスエス製薬株式会社」の社名は1940年から。写真のビルは1969年11月に落成した。2008年4月には敷地をGSのある交差点の角にまで広げて建て直した10階建てのビルが完成している。
2017年に「サノフィ」という会社の子会社になったようで、本社もサノフィ本社がある新宿の「東京オペラシティタワー」に移った。

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