ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




東京国際郵便局。千代田区大手町2-3。2012(平成24)年6月14日

東京国際郵便局は国際郵便の交換業務を専門に取り扱う「国際郵便交換局」(無集配普通郵便局)として1968(昭和43)年10月28日に開局。国際郵便局は国際郵便物の発着の窓口業務を行う郵便局のことで、輸出税関・輸入税関等の手続きを経たのち、出発便の航空機に搭載したり、到着便の国内仕分けを行ったりする。「東京関税東京外郵出張所」が同居した。2005(平成17)年10月に江東区新砂の新東京郵便局の近隣に新局舎を建設して移転した。
収蔵庫・壱號館>旧・東京国際郵便局』によると、『郵政建築 逓信からの軌跡』という書籍からの引用として、「郵政省建築部の武田礼仁の設計」とあり、小坂秀雄の「庇の建築」を踏襲した武田の傑作ということだ。「武田氏は他に松山郵政局(1967年)を設計し、また1968(昭和43)年に設計課長となった際には、既に定着していた「庇の建築」路線の踏襲を表明したとある。また1973年から建築部長に就かれたとの記載が年表にある。」ともある。

江東区に移転後は建物は放置されていて、2015年になって解体された。今は大手町プレイスとして再開発された。写真手前の「東京郵政局」のあったところも含めて「イーストタワー」が建つ。

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