ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




大手町ビル。千代田区大手町1-6。2012(平成24)年6月14日

1958年(昭和33年)4月10日に竣工した三菱地所保有のオフィスビル。大成建設の施工。エレベーターや階段、通路、洗面所等の設備を建物中央部に集中させる、コアシステムを初めて採用した。また全館冷房設備にした初めてのビルでもある。当時の31mの高さ制限では8階建が普通の中で9階建(地下3階、塔屋3階)にしている。東西の長さが205mもあり、「東洋一」のマンモスビルと言われた(ウィキペディア>大手町ビル)。
1956(昭和31)年5月の着工から1958年の竣工までどういう時代だったかというと、ぼくの記憶では、1956年:プレスリー、週刊新潮、太陽の季節(映画)、1957年:南極越冬隊、石橋湛山から岸信介へ、丸の内の都庁舎落成、スプートニク1号、1958年:日劇ウエスタンカーニバル、東京タワー、月光仮面(TV)、フラフープ。ぼくが中学生だった頃と重なる。
たぶん大手町では最古参のビルだろう。周りのビルは大手町ビルより後に建ったビルが高層ビルに建て替わって、それらに埋もれた感じになった。そうなってみると、かえってこの古いビルの存在感が増してきたように思える。三菱地所もその辺を感じ取ったのかもしれない。建替えを当分やめて、2018~21年でリノベーションを行った。外観も変わってしまったが、ちょっと残念な気がする。



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