ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 





池田屋ラシャ店。千代田区神田須田町1-8
2003(平成15)年3月23日

神田須田町は、戦後から1960年代にかけて「ラシャ(羅紗)屋」といった、紳士服の生地の店が建並び、「神田羅紗屋街」とも言われた。交通博物館の向かい側にあった池田屋もその一軒で、裏地やボタンなどを扱う卸問屋だった。その営業期間が不明で、撮影時では「柏山邸」である。また戦前の商売がなんであったかも不明。
建物は見たとおりの銅板葺看板建築。大正末に建てられた。3階は屋根裏部屋であることを主張するマンサード屋根という傾いた壁。その傾きが左右対称でないのは、押し入れを増築したため。1階が店舗で、2階は居間と台所、3階は寝室が2室(続・東京銭湯お遍路>看板建築。)。
2012(平成24)年10月に取り壊される際、内部が公開されてそのときのレポートがネットで見られる。

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