ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




見城菓子店。静岡県静岡市清水区真砂町8。2014(平成26)年11月28日

清水駅前銀座商店街の南側入り口のゲート。その下に「見城(けんじょう)菓子店」がある。写真左は国道149号の側道。見城の後に最近取り壊されたエビス家具店のビルが写っている。右のアーケードの商店街はそのままグルメ通りに続いているが、商店街は写真奥のおおぎや洋品店から左へ向いている。
見城菓子店は昭和20年の創業だという。駅前銀座では最古参の店のひとつかもしれない。ネットには、静岡名物桜えび入「あじろ」(煎餅)、ソースせんべい、鈴焼カステラなどが出てきて、なんとなく土産物屋的な存在らしい。


あかぼり電気店。真砂町1
2018(平成30)年7月4日

1枚目写真の右手前に写っている。店の裏は東海道本線の線路。1926(大正15)年7月まで、そこに江尻駅があった。それが現在の清水駅のところに移り、1934(昭和9)年12月に「清水駅」に改称された。
店は何年も前に廃業している様子だ。看板の英語の商品名から、ただの家電よりオーディオ関係に力を入れていたような感じだ。看板の英語は今では看板からは姿を消した言葉のように思う。普通はテープレコーダーだが「TAPECORDER」。1950年頃、ソニーが最初に売り出したテープレコーダーは「テープコーダー」といった。「STEREO」は60年代にはやった家具調のステレオセットのことだろう。
2018-19年に別の会社が入居して壁の文字は取り外された。

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