ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 





上:つたや、萬屋酒店
中央区日本橋人形町2-6
1987(昭和62)年6月7日
左:伊勢利。1989(平成1)年8月19日

上の写真は人形町通りから入ってきた横丁と裏通りとの四つ角。人形町交差点のすぐ裏になり、うなぎの大和田本店が写真右手にある。古い家が並んでいて、写真左から「北京料理五十番」「有文堂印房」「萬屋酒店」「つたや化粧品店」。五十番と有文堂は次回で。
左写真の「伊勢利」はつたやの右隣。「伊勢利御誂足袋店」と「伊勢利トロフィー」である。店主は違うのかもしれないが、同じ建物で商売しているわけで、妙な取り合わせである。この看板建築のデザインは当ブログ前回の「スズ洋装店」と同じである。同じ大工さんが建てたのだろうが、こんな例は他に知らない。
現在では五十番はビルに、有文堂は住居のような家に建替えている。萬屋とつたやは写真のままの家で商売もそのまま続いている。伊勢利も20年前のままの看板やテントで商売を続けている。

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